この価格帯では不動の評価を得ているビーフィーTがありながら、ヘインズから“ベストな白T”としてリリースされた「Hanes T-Shirts SHIRO」。どんな物になったのか気になるので早速購入し、プロ目線でレビューします。
SHIROはヘインズでは最もヘビーで肉厚な7oz。サイズ感はビーフィーと同じですが縫製仕様も新たに刷新しています。ヘインズビーフィーとの差を比較してSHIROの特長を見ていきます。結論からいうとビーフィーとは別に、新たにヘインズが考える現代的なTシャツが誕生しました。
現在どこも品切れが続いています。在庫見つけたら即確保したほうが良いです。

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ヘインズ-SHIRO Tシャツ7オンスレビューの結論
無骨な“アメT”のビーフィーに対して、SHIROは現代的に進化したTシャツ。
- モッチリとなめらかな7oz。
- 白でも透ける気配が無い。
- 首元がヨレにくい。
- 一枚で着れる。

「透けない」「ヨレない」、「一枚で着れる」ヘインズ・ビーフィーの良さはそのままに、モッチリとした肉厚さと柔らかさが加わりました。ディテールも見直されミニマムな雰囲気に仕上がっています。
ヘインズ-SHIROTシャツとビーフィーTとの比較

アメTらしい武骨なビーフィーに対して、現代的なSHIRO。
今回は言わずとしれた「ヘインズビーフィーT」との比較で「SHIRO」の特長をレビューします。どちらも白Tですが、下記の”POINT”をイメージして見ていくとスッと頭に入ってくると思います。
どちらも品質は申し分ないので好みの差で以下の2択に別れると思います。
- アメTらしい武骨さが好き➡ビーフィーT
- 現代的なミニマルな表情、一枚で着ることを重視➡SHIRO
コーディネートからの観点だと
- レイヤードしたりインナーでも使う➡ビーフィーT
- シンプルな合わせでTシャツ一枚で完成➡SHIRO
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ヘインズビーフィーTレビュー「サイズ感」や「縮み」口コミを徹底検証
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ヘインズが満を持してリリースした「THE BEST OF WHITE-T」。
下記の項目を順に解説していきます。
比較一覧 | SHIRO | ビーフィーT |
1.立ち位置 | 特別企画 | 永久定番 |
2.生地厚の違い | 7.0oz | 6.1oz |
3.透けの比較 | ◎透けない | ◎透けない |
4.縫製の違い | ミニマム | アメT |
5.サイズの違い | オーソドックス | オーソドックス |
6.洗濯での縮み | タテだけ縮む | 大幅に変わる |
7.ヨレ | ◎ヨレにくい | ◎ヨレにくい |
8.色バリ | 白のみ | 10色以上 |
9.まとめ | – | – |
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やっぱりビーフィーだな!っていう好みのかたもいると思います。かくいう私はビーフィー派でした。
英国的なアイテムが好きなので堅めの風合いが好きなんですよね。
1.【ヘインズ内での立ち位置】
最もヘビーなTシャツ好きへの一枚!

商品ラインナップの中のポジションを知るとその商品の特長がつかみやすいです。
「7.0ozSHIRO」はヘインズの中では最もヘビーウェイト。昨今、重すぎるくらいのTシャツが他メーカーからも数多くリリースされるなか、ヘインズは5〜6ozの重さをかたくなに守っていました。個人的にはそこに「元祖肌着メーカー」としてのプライドを感じます。
今ではTシャツは肌着というよりはファッションアイテムの中心的存在。今回のSHIROは一枚で着る用のTシャツを作ろうとしていると感じました。定価は¥2,750でヘインズの中では高いですが、2000円前後で7オンス/綿100%が手に入るのは相変わらずコスパ最高です。
2.【生地の違い】SHIRO7.0oz VS BEEFY6.1oz

最初にパッケージから出した印象は柔らかくモッチリした感触。一回洗濯すると仕上げ加工がとれて柔らかさはだいぶ減ります。ビーフィーTよりも厚いのでシワ感が少なくアウターよりです。
ビーフィーは目の詰まり具合から硬めで伸びにくく感じましたが、こちらは通常のTシャツくらいのストレッチ性はあります。
参考までに下記はTシャツのオンス別の特長です。
重さ | 〜4oz | 5oz | 6oz | 7oz | 8oz〜 | 10oz〜 |
イメージ | 薄手肌着的 | 普通のTシャツ | シッカリしたTシャツ | ヘビーウェイト | 薄手のスウェット並 | 通常スウェット |
白の透け? | × | △ | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ |
夏に着用 | ◎ | ◎ | ○ | △ | × | ×× |
今までのビーフィーでも物足りなかった人にはうれしい厚みだと思います。耐久性はありそうですが、暑がりの方には真夏だとちょっと厳しいと思います。
糸を二本撚り合わせた糸のことです。定番の赤ラベルは単糸使いですが、その糸を二本撚り合わせた双糸使いをうたっています。双糸は工程が増えるので手間がかかり、編地がキレイに整う傾向があります。赤ラベルの糸を2本撚っているので単純に糸量は2倍の贅沢な物作りですね。
糸の番手は数字が大きいほど細いのですがSHIROは26/1を二本撚った双糸。
これはBEEFYよりも少し太い番手になります。
HANES-SHIRO | HANES-BEEFY | |
オンス | 7.0oz | 6.1oz |
番手 | 26/2 | 17/- |
3.【透けの比較】ビーフィーよりも透けません。
オンスが大きければ重く、厚く丈夫になります。
ビーフィーでも透けにくいと評判でしたがまあ透けません。
洗濯で目がつまるとさらに透けなくなります。

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4.【縫製仕様の違い】 ビーフィーTとは方向性が違います。
ヴィンテージだけどミニマムにも見えるシングルステッチ
今回新たに採用された縫製仕様。SHIROは表にステッチが見えない縫製で首周りや裾のブラインドステッチがミニマムな印象です。古着好きの方からすると90年代以前のシングルステッチで日本では天地引きと称される縫製です。ミニマムな見た目で、最近の流行りのブランドでの採用率も高いです。
かたやビーフィーは2本針のダブルステッチ。限界まで詰めた目の細かいステッチで無骨さがあります。

基本の補強テープ縫いは変わらず。

5.【サイズ感】洗濯で変わるので注意が必要。
SHIROのサイズ設定はビーフィーと同じ

Hanes | サイズ | 身幅 | 身丈 | 肩幅 | 袖丈 |
SHIRO 7オンス | S | 48 | 68 | 43 | 20.5 |
〃 | M | 51 | 70 | 45 | 21.5 |
〃 | L | 54 | 72 | 47 | 22.5 |
〃 | XL | 57 | 74 | 49 | 23.5 |
身幅、着丈の設定はビーフィーと全く同じです。サイズ展開はSHIROではXSがありません。

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他社の名品Tシャツとのサイズ比較
SHIROは日本サイズのオーソドックスなサイズ感。
Tシャツの代表的なブランドとサイズを比べてみます。
Tシャツのサイズ感は身幅で決まるので身幅の小さい順に並べました。

これを見ると同じMサイズ同士でも身幅がかなり違いますね。
S/M/Lの表記はメーカーの任意なのでサイズは数値で把握することを推奨します。
数値なら世界共通でブランド間の違いや、モデル違い、日本サイズ/海外サイズでもブレがありません。
【関連記事】
こちらで詳しく書いています。➡服のサイズ測り方メンズ【業界標準】失敗しないサイズ選び!
洗濯ごとの着用感
洗濯後でサイズが全然変わります。この後、縮みについて検証します。

6.【洗濯での縮み】
ビーフィーと全く同じ設計ですが、同じLでも洗濯後は全く別物です。
SHIROは身幅が伸びる可能性が高いので1サイズ下をオススメ。
SHIRO サイズL洗濯結果 | タテ収縮 | ヨコ収縮 |
洗濯1回 | -2.0cm | 0cm |
乾燥機20分 | -3.2cm | +2.5cm |

SHIROは洗濯すると着丈が短くなり、身幅が広がりました。珍しい事象ですが1サイズほど伸びるので1サイズ下を買うことをオススメします。身丈はもともと長いので逆にちょうど良いです。
素材のロットブレも多少はあると思いますが+2.5cmが逆に縮むことは無いと思います。
SHIROはサイズ感が大きいと口コミにありましたが、洗濯で身幅がこれだけ広がったら大きく感じるはずです。
↓ちなみにビーフィーはこちら。1サイズ以上縮んでいます。
BEEFYサイズL洗濯結果 | タテ収縮 | ヨコ収縮 |
洗濯1回 | 0cm | -4.6cm |
乾燥機20分 | -2.5cm | -2.7cm |

私は身幅で51-52cmが欲しいのですが、前回はビーフィーのMを買って縮んで小さかったのでLが正解でした。なので今回SHIROは縮みを想定してLを買いましたが伸びるのでSでも良かったですね。

7.【首周りのヨレは?】
洗濯での検証。ヨレないで有名なBEEFYよりも厚めなので心配なさそうです。
時間がたってから再度検証します。
首周りの幅を天巾(てんはば)と言いますが、新品Lサイズでは10.5cmとかなり狭目でした。洗濯後は13.5cmと伸びビーフィーとほぼ同じに落ち着きました。伸びたといってもヨレたわけではないです。

8.【カラーバリエーション】 白のみ展開。
SHIROというだけあって白の一色展開。白の色にもこだわりがあるようで少し生成り気味。単体だと分かりませんが並べれば分かるレベル。私はパーソナルカラーがイエベなのでむしろ良いのですが、ブルベの人には合わないかも。

9.【ビーフィーTとの比較まとめ】
ここまでビーフィーとの比較を通してSHIROの特長をお伝えしました。
どちらを選べばよいかをまとめると
- アメTらしい武骨さが好き➡ビーフィーT
- 現代的なミニマルな表情、一枚で着ることを重視➡SHIRO
コーディネートからの観点だと
- レイヤードしたりインナーでも使う➡ビーフィーT
- シンプルな合わせでTシャツ一枚で完成➡SHIRO
という感じで選べば満足できると思います。
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Tシャツを使ったコーディネート例です。着方や合わせのコツなど解説していますのでどうぞ。

【Q&A】
Q1.縮む?サイズ感は?
1サイズ下をオススメします。
SHIRO サイズL洗濯結果 | タテ収縮 | ヨコ収縮 |
洗濯1回 | -2.0cm | 0cm |
乾燥機20分 | -3.2cm | +2.5cm |

新品はビーフィーTと同じ設計でスタンダードな日本サイズ。
洗濯後、乾燥機20分でめい一杯縮めた時に身幅が2.5cm伸びました。
着丈はもとが長いので縮んでバランスが良くなります。
結論はいつもより1サイズ下をオススメします。
Q2.透けない?
透けないで有名なビーフィーTよりも厚いので透ける心配はありません。
Q3.ビーフィーTとどっちがオススメ?
どちらも完成度は高くコスパが良いです。
柔らかくて、気持ちいいのが好き➡SHIRO
堅めでシッカリ、ガシガシ着たい➡ビーフィーT
私は堅めが好きなのでビーフィー派です。
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【まとめ】ヘインズ-SHIRO Tシャツ7オンスレビュー
手の届きやすい2000円台のTシャツに新しい選択肢ができたのはうれしいですね。現在どこも売り切れで手に入らない状況が続いていますが、人気ぶりからすると定番になる可能性も充分にあります。
7ozクラスがこの値段で、しかもヘインズ社が「最高の白T」として出していますのでこの価格帯を検討している人は是非候補に入れてみて下さい。今回細かくレビューしてみましたが、スペックを事前に頭にいれて実際に着ると経験値が上がります。
採算がとれずに継続できなかった…も良くある話なのであるうちに試してみて下さい。
MARU

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