男性のファッションセンスの磨き方【デザイナーが解説】

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ファッションは自分の感覚で判断できるようになるとメチャクチャ面白くなります。
センスの良し悪しは正しい判断ができるかで決まります。その判断に欠かせない“感覚の基準”づくりの方法をお伝えしますこのやり方を続けると着実にセンスがあがり、自分の感覚で判断できるコトを実感できます。

一番重要なのは自分がどう感じたか?です。

最初は自分が感じたこともハッキリしないと思いますが、自信が無いからと他人が言っている意見を鵜呑みにしてしまうと自分の感覚が育ちません。どんなにセンスがある人の意見でもあくまで他人の意見として分けて取り入れます。初めは自信が無くても、自分の感覚に耳?を傾けると必ずわかるようになるので、あわてずセンスを磨いていきましょう。

自分の感覚を土台にしてその上で情報を取り入れると、経験が積み上がり始めます。自分の中に基準ができて判断できるようになると、周りからの声は気にならなくなります。そんな自分なりの判断基準をもっている人はまわりからも“オシャレな人”だと認識されると思います。

大変なのは最初だけです。途中でキッカケをつかんで自分の感覚で感動を覚えた時にメチャクチャ面白くなります。その瞬間に勉強➡趣味に変わるのでそれ以降は楽しくてしかたなくなり、なにより自分の見た目がカッコよく変わっていくのはやめられません。

ファッションは世界共通で一番人口の多い趣味です。これだけの人がハマっている趣味は間違いなく面白いので楽しんでいきましょう。

*ここで書いているのも私の意見なので、良いと思ったら取り入れるくらいで参考にしてみてください。

この記事でわかること

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センスを磨くのに最も効果的だったこと

長くなるので先に結論を。

結論「数をこなす」が最も効果的。

この方法でデザイナーになれているのでそんなに間違ってはいないと思います。

良い悪いを判断する時には判断材料が必要なのでデータが多いほど良いです。
服やコーディネートを大量に見て知る、着て実践する、考えて修正するの繰り返しです。

【知る➡︎実践➡︎修正】

を、目標に達成するまで繰り返すだけです。方法は人によって違いますが、残念ながら上級者の方たちでも例外なく数をこなしているので、近道は無いと思います。

どんな分野でも大体この方法ですよね。

オシャレな人は自然とやっている。

ファッションが好きな人は自然と服に目がいきますし、服も取っかえ、引っ替えし大量の経験をこなしています。雑誌やSNS、コミュニティで常にアンテナを張って情報を仕入れているのでデータはたまります。このデータをもとに良し悪しを判断できるようになります。

「ファッションが良くわからない」と感じている人はセンスが無いというよりは圧倒的に比較するデータが足りていないのだと思います。

私も服に興味を持ち始めで経験の少ない時の感覚は覚えています。とにかくボンヤリ焦点が合わない感じでフワフワしています。今思うと頭にモヤがかかっている感じで、“良くわからない”“なんとなく”がほとんど。自分の好きな感じすらあやふやでした。今では細部までクリアーになっています。

例えるとモノサシ(定規)みたいな感じです。
一つの経験が一つの目盛りです。経験値が多いほど目盛りが増え、精密に判断できるようになります。
上級者ほど色々な種類のモノサシを持っています。荒い目盛りだけでは判断できないのはしょうがないです。コツコツ経験を増やしましょう。

オリジナルのモノサシイラスト

話は変わりますが、職人さんは一つのモノサシを一生をかけて磨き上げているような感じですね。

時間はかかるが確実にセンスは身につく

知識量はすぐには増えませんが、その代わりコツコツ情報を入れ続けていけば、自分なりのモノサシができてきます。比較することができるようになると正しい判断が自然とできるようになります。結果、センスは良くなります。

その判断が平均レベルであれば普通の人ですし、平均以上なら回りからは「センスが良い」と思われます。普通レベルくらいは確実に超えれますのでこれから説明する方法を実践してみて下さい。

知る➡︎実践➡︎修正

私は経験して得た知識をルール化しています。最初にそのルールを知っていると理解しやすくなると思いますのでこれらの記事も参考にしてみてください。

【参考記事】
色に関して:メンズファッション色合わせ【基本の3色】プロの出した結論!

サイズに関して:服のサイズ測り方メンズ【業界標準】失敗しないサイズ選び!

センスをつける資料に関して解説➡【無料1000冊】メンズファッション雑誌20代&30代|ジャンル別

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「ファッションセンスが良い」ってどういうこと?

この章ではザックリ「センスが良い」ってこんな感じか、をつかんでください。

簡単に言うと「センスが良い」は、多くの人が思う「オシャレやん」や「素敵やん」のあつまりです。

世界的なトップ層の「センスが良い」

セレブ・コレクション写真

なにかを理解する時はまず全体像をつかめると理解がしやすくなります。
センスの良いトップ層は世界的なデザイナーやセレブ層があげられます。

世界的なトップデザイナーやセレブ層の影響力は大きいですが、絶対的な決定権があるというわけではありません。強引に「これがオシャレ!」と主張しても、周りに共感して貰えないと影響力は落ちます。

センスは必ず世間と繋がっています。

パリやニューヨーク、ミラノで開かれるコレクションはデザイナーのセンスのお披露目の場で、多くの業界人が共感した順に影響度が決まります。

このトップ層もメンバーの入れ替わりが激しいので、特定の人というよりもトップ層の共通認識で「センスが良い」が決まっていると考えて良いと思います。

世界的なトップデザイナーでさえここに居続けることはできないのでシビアな世界です。

コミニティーごとにセンスのレベルは変わる。

トレンドの世界地図

この「センスが良い」はファッションコレクションを筆頭に様々な発信で世界的にゆるく繋がっています。

コレクションの世界では、ここ数年影響力が大きかったのがアレッサンドロ・ミケーレが手掛けるGUCCI。ド派手で奇抜なファッションは業界関係者には高評価で新しい流れを作りました。しかしこれが一般的に「センスが良い」と広く受け入れられるかといったら難しいと思います。

GUCCIコレクションの検索結果を見てみる

これはファッションの到達度によって「センスが良い」の基準が変わることがわかります。
既存のファッションを見尽くして、「とにかく新しい刺激的なデザインを!」といったレベルまで到達してる人にはわかりますが、そうじゃないと理解できません。
トップのコレクションブランドでも理解しがたいデザインがあるのはそのためです。

一般的な例でも「センスの良い」基準は場所によっても変わりますし、集まる人やコミュニティによっても違いが生まれます。多種多様な「センスが良い」がありますし、それぞれに平均値や趣向が変わるのが理解しにくい原因でもあります。

国単位でも違いますし、世代や、年齢層でも変わります。趣味のサークルや知り合い、などコミュニティがあればそこに平均値ができ、その基準の「オシャレ」「普通」「ダサい」が発生します。もちろん全て理解する必要はありません。

自分の近くコミュニティの平均値の少し上でOK。

コミュニティーのちょっと上狙い

ここでは誰にセンス良く見せたいのか?ターゲットを決めます。

「センスの良い」の多様さはわかったので、自分が誰にセンスが良いと見られたいのかを考えます。
ターゲットが決まればそのコミュニティーの平均を少し超えるだけで良いのです。

今のあなたの状況で誰が想定されるのか考えてみます。
このブログでは社会人の方を想定しているので、その場合に考えられるコミュニティをあげます。

家族構成➡家族がいる独身の方シングルの方
最優先1家族彼女女性全般
2会社の部署内友人友人
3友人会社会社
4子供の学校の集まり

社会人になると近い世代も少ないので目指すレベルはそんな高くないです。
独身で彼女がいない方だと少し対象が広がります。

でも大丈夫です。女性の意見では「清潔感があれば」と言う声が圧倒的に多いので世の中の平均かちょっと上くらいを目指します。逆に「オシャレ過ぎるのはちょっと」という声も良く聞くのでやり過ぎには注意です。

ただセンスを良くするのは途方に暮れますが、自分に関する人だけ攻略すれば良いのです。
簡単に言っていますが、「いやいや、学生の時はそんなに甘くなかったよ」という方も多いと思います。

学生時代は一番ハードな時代

ちなみに【学生時代】はどうかと言うと、さきほどの表に加えてみます。

家族がいる独身の方シングル学生時代
1家族彼女異性全般異性全般
2会社の部署内友人友人友人&知り合い
3友人会社会社学内の学生全般
4子供の学校の集まり

学生時代=ファッションスキルが低い×競合多い×平均高い=激ハード

人生で一番ハードルが高いかもしれません。

とにかく競合が多いですし、年齢的にも服に最も興味がある時期で平均値があがります。
興味ある人とない人の格差が大きく一番難易度が高いと思います。

「センスが良い」の基準は学年のトップ層が幅を効かせ、派閥の長が自分のセンスを主張し合う、マウンティングマウンテンがいたる所に築かれる戦国時代です。

私は一匹狼キャラでコミュニティには属していなかったので想像ですが…。

今でもこの時の記憶が基準になってしまってファッションに自信をもてない人は多いと思います。

そう考えると社会人になってからファッションを始めるのは良いタイミングです。皆大人なので価値観は人それぞれだと認めてもらいやすいですし、その昔のコミュニティーの長もファッションを引退してたりします。社会人のコミュニティーはその時と比べるとせまいですし、入る場所も選べるのでちょっとの努力で平均はすぐに越えられます。

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ファッションセンスの磨き方【前半】感覚を自覚する。

好きな範囲とセンスが良い範囲

【目的】自分のセンスに気づき、世の中の「センスの良い」と重なる部分を探します。

ここから実践に入りますが、実践編は前半/後半に分けました。
自分自身の感覚を土台に積み上げたいので、感覚を自覚する練習から始めます。

前半➡自分の好き嫌いをハッキリさせる作業。

後半➡自分の似合うファッションを探していく作業

になります。どちらも同じように大量に見るインプット作業です。

最終的には、世の中のセンスの良いを踏まえ、自分の好きが詰まったバイブル本(写真集)を完成させます。

*写真にしているのは量をこなすためです。着て、見て、触ってが理想ですがまずはご自身が何を感じるのか自覚することを優先してみてください。

ロードマップ

下記の流れでジョジョに自分の感覚をハッキリさせていきます。

  1. 写真の流し見で自分の感覚を自覚する。
  2. 集めた写真で自分の好きを把握する。
  3. 好きなコーディネートをひとつ厳選する。
  4. 実際にその格好をしてみる。
  5. 写真との違いを分析して修正する。

1.写真の流し見で自分の感覚を自覚する。

人は何かと比べて良い/悪いを判断している。

何が良いかわからないという人でも、「カッコいい」や「かっこ悪い」と思ったことはあると思います。そう思っている時点で何かしらを無意識に基準にしてカッコいいとカッコ悪いを判断しています。

人が良い/悪いと判断する時にそれひとつでは判断できません。2つあればどちらかが“良い”と決められます。

そのサンプル数がもっと多くあれば、精密に比較できるようになります。

自分が好きなファッションの写真を集める。

センス良いの範囲

まずは「センスが良い」と信用できる範囲から、自分の良いと思う写真を探していきます。
写真はスクリーンショットなどで自分が常に確認できるスマホに保存してください。

下記の条件で好きな写真を集めます。理由は後述します。

【選ぶ範囲】
プロが関わっているファッション写真。
例:雑誌全般、INSTAはブランド公式アカウント、Pinterest

【選ぶ写真】
コーディネート写真を中心に。
コーディネートがカッコ良くないと回りからの評価は変わりません。

【手順】
選ぶ時には自分の感覚や感情だけで決めます。集めた写真は精鋭ぞろいにしたいので「凄く良い」と思えた写真だけを集めます。それだと集まらないようでしたらハードルを下げ「良い」と思える写真も含めます。コーディネートだけでなく写真のクオリティーも大事です。できるだけセンスの悪いものは排除します。迷ったものは基本的に排除しましょう。

良い悪いメーター
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集める写真の条件は?

【選ぶ範囲】
センスが確かなところから選べば、ダサい要素が入る可能性は無くなります。
自分が集めた写真が間違いないと自信を持てるようにします。「雑誌なんか今さら…」とまわりからマウントを取ってくる方もいるかも知れませんが、プロが作る雑誌は一定の質は保たれますし、平均値を超えるには充分過ぎます。「雑誌のコーデは派手過ぎる」や、「売りを考えているから信用できない」などありますがそれらも量を見ていくと判別できるようになります。

「Pinterest(ピンタレスト)」は関連の写真が芋づる式に出てくるので今回のように大量にインプットするには最適です。近いサービスではGoogleの写真検索でも良いです。

「インスタグラム」で情報を取ることも多いと思いますがここではブランドの公式に限定します。センスの良い素人の方もたくさんいますが、自分で判断できないこの段階では「ダサイかも」が入る可能性は徹底してつぶしておきます。あと良い意味でオリジナル過ぎて基本を学ぶのに向かない方も結構います。

【選ぶ写真】
カッコいいと思えたコーディネートを集めます。最初はアイテムの写真でも勉強になりますが、最終的にコーディネートが良くならないとカッコよくなれません。

【実際に選んでみる】
流し見して数百枚に1枚「スゲー良い」というのがあるくらいです。雑誌1冊に1-2枚あれば良いほうです。もしたくさん集まり過ぎるなら少し選ぶハードルを上げてください。自分の“良い”の思いが濃いほど貴重な資料になります。

最初は写真の選び方が分かりませんが、やっているうちに写真の平均値がつかめます。そのうちいつもより当たりの多い情報源が見つかります。そんな時はその周辺を芋づる式に探して見てください。あなたの好きなジャンルの可能性が高いです。

集めた写真集は自分だけのバイブル本になり、拠りどころになってくれます。

2.集めた写真で自分の好きを把握する。

1-2週間して写真がたまってきたら整理します。数日後見直すと、「何で選んだか良くわからない」写真が見つかりますのでそれも排除します。

これらの写真があなたの「好き」が濃縮された原液です。あなた専用のバイブルであり、秘伝のタレみたいなものです。

常に見れるようにスマホで管理するのが良いと思います。ファッションを考える時はここを起点にすると「自分の良いと思う感覚」から始められて、他人に頼らない判断ができると思います。カッコいい写真が見つかるごとにここに足して強化していきましょう。

写真が増えてきたら、バラバラなままだと見にくいのでアイテムごとに仕分けします。
例)ジャケットスタイルやデニムスタイルなどアイテムで分けると良いと思います。買い物の時やコーディネートの時に役立ちます。

ある程度写真がたまったら改めて自分が集めた写真を眺めてください。何となく傾向が見えてきませんか?今まで意識していなかった自分の好きなファッションの傾向や、どんなジャンルが多いかが見えてくると思います。

丸暗記するというよりは自分のファッションの引き出しを増やす感覚で参考資料にします。

私の場合

現在そういった写真が3万5千枚ほどあります。学生時代から10年ほどやっていたと思います。これだけあっても感動した写真は意識しなくても覚えているものです。そのままマネをするというよりは、なぜカッコいいのか分析したり、組み合わせのパターンを見つけたりしています。

好きなのは1930年代のイラスト時代の雑誌です。JCライエンデッカーやL.フェローの時代ですね。映画も参考になります。このブログのコーディネートをイラストで描いているのはそれらの影響です。

3.好きなコーディネートをひとつ再現してみる。

集めた写真の中からこれはぜひやってみたいと思うコーディネートをひとつ選んで再現します。
すぐ実行できるように、手持ちのアイテムでできる範囲のコーディネートが良いと思います。
その時は着方までマネしてみてください。この時に持っていないアイテムがあれば買い足します。

この作業の意図はあなたとプロとの差に気づくことです。

ここまでの前段階の情報集めがあって初めて買い物が発生します。

いつもの買い物とは違った順序ではないでしょうか?よくあるのは何となく気になるアイテムを見つけて調べて買う。その後コーディネートを考えるの順だと思います。

×【よくあるパターン】アイテムを買う➡コーディネートする。
◎【紹介したパターン】コーディネートを決める➡アイテムを買う。

コーディネートから入ると余計な買い物が減りますし、コーディネートを完成させるために必要な買うべきものが明確になります。

必要な場合はそのアイテム単体に絞って調べるとよりレベルが上っていきます。

「このアイテムを買いましたが、どんな合わせをすれば良いですか?」と質問をいただくことが良くあります。順番を逆にすると「この合わせをやりたいから○○を買いました」になり迷いません。

理想は、「複数の好きなコーディネートにこのアイテムが使われていたから買おう」です。これだと買った時点でやれるコーディネートが複数あり着回しがしやすいことが事前にわかります。

先ほどアイテムごとに写真を整理したのもこの理由です。

4.写真との違いを分析する。

自分がカッコいいと思った写真通りになったでしょうか?
思ったようにならなかったら、なぜ違うのかを分析します。最初は全体を見てもわかりずらいので、イメージと違うアイテムを項目ごとに見ていきます。例として下記を分析してみて下さい。

  1. アイテムのサイズ感
  2. シルエットの違い
  3. デザインの違い
  4. ディテールや質感の違い

「ここが違う!」と分かるまで比較して下さい。それが分かったら修正するのですが、お直しで対応できるのか、調整できない範囲だったら次に買う時に再度見直します。

ここまでの、

「好きなコーディネートを探す➡再現する➡修正する」

を繰り返すことでセンスは必ず付きます。

この手順でカッコいいコーディネートを一つづつ固めていきクローゼットがお気に入りの服だけになったらダサくなる可能性はかなり減っているはずです。

「簡単にできる」みたいなノウハウを知っても、自分の感覚が磨かれるわけではないので間違いを防げません。量をこなす作業は省略できないので今から始めてみて下さい。

ジャンルコごとの質の良い写真が大量に必要です。

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ファッションセンスの磨き方【後半】ファッションの型を学ぶ。

感覚を掴むために前半はジャンルを限定せずに写真を選んでいました。前半の磨き方を繰り返すことで段々と自分が好きなジャンルが見えてきます。慣れてきたらある程度ジャンルを絞って深掘りしていくほうが効率的です。

「好きなコーディネートを探す➡再現する➡修正する」

は前半と変わりません。それをジャンルを絞って深堀りするだけです。

ファッションには決まった型(ジャンル)がある。

ファッション>ジャンル(型)>スタイル(型)>個人のスタイル

ファッションは常に変化していますが、全てが新しく0から誕生しているわけではありません。

トレンドでもなにかしらのジャンルやスタイルがベースにあります。そこに今のアレンジが加わり新しいトレンドが生まれます。このアレンジの部分だけを追いかけるといつまでもトレンドに振り回されることになるのでルーツの型やジャンルの基礎の大元を押さえておくことが大切です。

現在は情報自体は多いのですが、コマ切れで整理されていません。そんな中で雑誌はジャンルや型ごとに情報がまとまっているので最も学びやすいと思います。

後半では雑誌を使った学び方を紹介します。(前半の作業を雑誌でやるだけですが…)

この型を知ると、カッコいいと思っていた人のスタイルが0から作られているわけではないと分かるようになります。上級者は型を学びそれをベースにアレンジして自分のスタイルにしています。

似合うジャンル系統を自己診断

後半でジャンルを絞る前に下記の記事で似合う系統を診断してみます。

6つの数字を選ぶだけでできるファッション系統診断のスプレッドシートを追記しました。
*スマホにスプレッドシートアプリが入っていないとダウンロードできません。
*ご自身のアカウントに保存しないと動きません。


右上・・・➡「共有とエクスポート」➡「Exel形式(.xlsx)形式で保存」でダウンロードして診断してください。ファイルのグレー枠の数字6つを選択すると%が自動で出るようになっています。

雑誌の情報の特性

ファッションを最初に学ぶなら雑誌がオススメです。
自分の似合うジャンルのファッションを学ぶにはそれに特化した雑誌で学ぶと基礎ができます。

ジャンルクラシッククラシッククラシックアメトラクラシコイタリアラギッドラギッドラギッドアメトラアメトラ西海岸西海岸フレンチフレンチカジュアルカジュアルカジュアルトレンドトレンドモードデザイナーアイテム
雑誌名THE RAKEmen’sPRECIOUSMEN’S EXMEN’S CLUBLEONClutchRUDOFree & EasyLightning2’ndSAFARIGQ JAPANmen’sFUDGECLUELFINEFINE BOYSMen’sNon-noPOPEYEsmartHUgESWAGBegin
写真the rake_iconmen'sprecious_iconmen'Sex_iconmens club_iconleon_iconclutch_iconrudo_iconfree&easy_iconlightning_iconCLUEL_iconsafari_iconGQ_cionFUDGE_iconCLUEL_iconFINE_iconfineboys_iconmen'snonno_iconpopeye_iconsmart_iconhuge_iconswag_iconBegin_icons
発行部数4万5万2.8万5.5万6.6万7万20万廃刊10万7.2万19万4万8.3万5万8.8万9.2万8.8万11万21万2万5万10万
Kindle Unlimited
掲載数
43冊なし12冊249冊10冊90冊15冊なし70冊134冊4冊1冊なしなし3冊6冊なし2冊3冊なし3冊170冊
直リンク Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon Amazon
*部数は廃刊もあるので年数が揃っていない参考値です。

定番のジャンルが定められていて学びやすい。
それぞれの雑誌ではどのジャンルを扱うかは創刊時に設定されています。以後それに沿った提案がされるので、そのジャンルの基本が身につけやすいです。時には時代背景の説明や、文化、そのジャンルの偉人、音楽やライフスタイルまで紹介する日本のファッション誌の丁寧さは教科書的で世界でも珍しいと思います。

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現在のファッションの情報は雑誌➡インフルエンサーへ

現在ファッションの影響度は雑誌メディア➡インフルエンサーの個人に移行しています。この2つの情報の性質を知っておくと、どう参考にしたほうが良いのかがわかります。

雑誌インフルエンサー
提案されている物特定ジャンルのオススメの物自分の好きな物
ファッションの種類ジャンル単位個人のオリジナルスタイル
情報の使い方基本を学ぶ応用の仕方を学ぶ

共感しやすいのと、商売の絡まない率直な意見で発信力は逆転しました。ですが学ぶ時に注意したいのがファッションの方向性です。学ぶ時に特定のインフルエンサーに絞ると、あとで応用しにくくなります。

インフルエンサーの情報の特性

自分用に作り出した独自のスタイル。

個性的でカッコいいですし、なによりその人に似合っています。
バチバチに自分に合わせているので不特定多数に向けた雑誌よりもその人がカッコよく見えます。

自分に合わせて、ジャンルをアレンジしたりミックスしたりもしていて、レベルが高くなるほど自分に一番似合うように調整されて、結果その人独自のスタイルが作られます。

ファッションをオーダーメイドしているようなもので、その人自身が一番カッコよくなります。それを見た人があこがれて「真似してみたがなんか違う」となるのは、レベルの差も大きいですがなによりその人のためのファッションだからです。

自分に合わせたカッコいいスタイルを作れたらゴールです。

雑誌を選ぶ

先の系統診断にジャンルごとの雑誌を載せていましたのでそこの似合う範囲から始めます。

とにかく情報量は多いほうが良いので、無料で始められる雑誌のサービスを紹介します。

【無料1000冊】メンズファッション雑誌20代&30代|ジャンル別

1000冊を超えるファッション雑誌がありますので前半と同じように自分のバイブルに写真を足していって下さい。ファッション以外でも、そのジャンルの映画や、書籍、食べ物、ショップなど知識を深めると数段レベルが上がります。

後半も同じことの繰り返しなので説明は以上です。唐突に終わりますがあとはコツコツ頑張ってみてください。

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ファッションセンスの磨き方【Q&A】

センスのある人⇔無い人の違いは?

情報量のちがいが大きいです。

もともとオシャレな人は早くから興味をもって自分から情報を集めています。趣味として楽しくやっているので情報量がどんどん溜まっていきます。

小学生〜中学生から雑誌やSNSでセンスの良いとされる情報を入れているので、それが当たり前なのです。その後もダサいと思った情報はとらないので、そもそもダサいものを選ぶ選択肢がありません。

いっぽうセンスに自信がないと、興味がなくなり情報を取るのをやめてしまいます。服を買うときに何を買うか困るとしたら前段階の情報集めが足りていないのかもしれません。

自信があっても情報を取っていなければ、世間の「センスが良い」とかけ離れる可能性が高く、共感されないファッションになりかねます。

「好き」と「似合う」は違う?

最初はズレやすいですが、似合うものがわかるようになってくるとそれが好きになります。

最初にズレやすいのは他人の影響を受けやすく、似合わなくても好きになります。
自分自身へのコンプレックスから補うように真逆のファッションにいくパターンもあります。

最終的には自分の似合うファッションが好きになっていきます。自分を良く見せてくれるファッションがあったら好きになっちゃいますよね。

センスが良いと思うものは段階ごとに変わる。

【方向性】
自分のレベルが上ってきたり、似合うものが分かってくると好きな物は変わります。私の場合、最初の頃はどれも良く見え目移りしましたが、複数ジャンルを行ったりきたりで、ある程度方向が定まるまでに10年くらいかかりました。

【到達度】
その時は良いと思っていても、そのうちそれが普通になります。そうするともっと良いのを求めての繰り返しでレベルが上っていきます。

「ダサい」のデトックス。

最初はオシャレを目指す以上に、ダサい方向に行かないことが大事です。最初に雑誌を使うのもプロのセンスの範囲からは出ないので安心です。いい写真だけ数年見ていると、頭の中にはオシャレなイメージだけになりダサいイメージは記憶の中から無くなります。記憶に無いものは選ばないですし、数年もするとダサいがイメージすらできなくなります。

最初のうちは引っ張られるのでダサいものからはなるべく距離を置きましょう。

そもそも何がダサいのかわからない!という方は見る量を増やしてください。判断材料になる情報が増えれば判別が付くようになると思います。

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男性のファッションセンスの磨き方【まとめ】

定説が少ないので説明が難しいのですが、何となくつかめたでしょうか?
あまり見かけない方法だと思いますが着実にセンスは上がります。

継続が難しいですが、最初の趣味に切り替わるきっかけまで頑張ってみてください。その後は趣味として楽しめると思います。ファッションの悩みが無くなったらストレスは激減しますし、出かけるときや人に会う時は自分のファッションを披露するのが楽しみになりますよ。

まずはインプットから始めてみてください。

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20年ほどファッションデザイナーをやっています。
ここではオシャレに必要な最小限のアイテムを厳選して紹介。
これだけ揃えれば服選びは終わりにできるかもしれません。

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