マンネリになりがちなジーンズの夏のコーディネート。
有名人の有名なジーンズコーデから、基本のアイテムを使った30-40代の大人のための着こなしまで、16コーデを解説します。
「アイテムの合わせ」「色合わせ」「着こなしの小技」まで組み合わせると十分なバリエーションが組めますよ。
再現性が高いのでぜひ参考にしてみてください。
使っているアイテムはこちらから。
ジーンズなどの定番アイテムで組んだ効率の良いクローゼットはこちら
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40代メンズジーンズコーデ|LEVI’S 501 66タイプ
カジュアルパンツの永遠の定番。
さまざまなタイプがありますが、デニムの元祖リーバイス501でコーディネート。
シルエットは現代的な66タイプを選びます。
リジッド(未洗い)ならカジュアルになりすぎずオススメです。
キレイ目なリジッドは、ローファー合わせもでき、穿きこんだらまた違った雰囲気で長く楽しめます。
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501-66タイプの代表的なレプリカデニムを比較。
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大人のメンズジーンズコーデ【9通り】
パンツは501デニムしか使わないので、他はトップスと靴でバリエーションを組みます。
定番アイテムだけでもこれくらい変化を出せます。
組み合わせを決めたら仕上げに「着こなしのテクニック」を加えればカッコよくなりますよ。
ここからはポーカークローゼットで設定している定番アイテムを使ってコーディネートを組んでいきます。 使うアイテム群はこちらのみ。 ➡︎【オススメアイテム】ファッションの8割はクローゼットで決まる 基本的な色合わせの考え方はこちら。 ➡︎【デザイナーの結論!】メンズ服の色合わせは3色でOK。
ジーンズコーデの注意点
普通に合わせるとカジュアルになり過ぎるので、大人でもカッコよくなるように調整します。
ポイントは以下の3点。
- 【アイテム選び】➡︎キレイ目。
- 【色合わせ】➡︎色数を押さえる。
- 【着こなし】➡︎キチンと着る。
3点を押されば子供っぽくならず、失敗は減ります。
1.白Tシャツ×ジーンズコーデ
小物使いで上品なジーンズ×Tシャツ合わせ。
普通にTシャツ×ジーンズですがエスパドリーユや首元の巻物でヨーロッパ的なシックな雰囲気に。
スカーフが気恥ずかしいならバンダナでもOKです。
仕上げでフロントタックインや袖まくりをすればシンプルな合わせでもこなれて見えます。
- フロントタックイン
- 袖まくり
「色合わせ」
ブルー×白の夏の定番色合わせ。
コントラストが爽やかですね。
2.ミリタリージャケット×ジーンズコーデ
ミリタリージャケットを使った大人のカジュアル。
ポイントはキレイ目ジーンズとローファー。
パンツはウエスト穿きで丈はノークッション。
ローファーでも靴下は履いたほうがシックです。
- タックイン
- 袖ターンアップ
「色合わせ」
ブラウン(オリーブ)系×ジーンズのネイビー。
ブラウン系だけだと土臭くなり過ぎるのでブルーが入り、ちょうど良い色バランスに。
3.ニットポロ×ジーンズコーデ
ドレスアイテムを加えるヨーロピアンカジュアル。
上品なニットポロにレザーのメッシュベルトやローファーの合わせはベーシックで落ち着いた印象。
ポロシャツ×ジーンズの定番の合わせですが、キレイ目なアイテム選びで雰囲気が一変します。
- タックイン
「色合わせ」
グレー×ネイビー×ブラウンの3色使い。
色が多い時はトーンを合わせるとまとまります。
ここではダークトーンで統一しています。
4.白Tシャツ&バスクのジーンズコーデ
ボーダーを効かせたフレンチカジュアルコーデ。
白シャツ×ジーンズのシンプルな合わせにはインナーのバスクシャツでアクセント。
ベレー帽を合わせてフレンチ気分を盛り上げます。
シンプルな合わせでも小物使いで個性的に。
- シャツをレイヤード
- カフスターンナップ。
- タックイン
「色合わせ」
白×ネイビーの爽やか夏カラー。鉄板ですね。
白が多めだと清涼感が出て脱無難になりますね。
5.グレーTシャツ重ね着 × ジーンズコーデ
グレーTシャツで大人のサンダルコーデ
Tシャツ+ジーンズ+サンダルと良くある組み合わせですが、少しの調整で大人コーデに。
- 【アイテム】シンプルに徹する。
- 【色使い】基本の2色で押さえる。
- 【小物使い】レザー使いでドレス寄りに。
デニムはリジッド(色落ちしていない)。
さみしいのでTシャツを重ねて、白を効かせました。
- Tシャツレイヤード
- フロントタックイン
「色合わせ」
モノトーン+ネイビーの2色使い。
白Tシャツを効かせています。
6.デニムシャツ×ジーンズコーデ
デニム×デニムの上級者コーデ。
デニム×デニムは難易度が高いですが一度はやりたくなる上級者コーデ。
普通に合わせるとワーク系ですが、サイズ感や着方をキッチリすると雰囲気が出ます。
レジェンド編のスティーブ・マックイーンを意識しました。
- カフスターンナップ
- タックイン
- コンバースはキツ目に締めます。
「色合わせ」
色数を押さえて大人の雰囲気に。
モノトーン×ネイビー。
7.ブレザー×バスク×ジーンズコーデ
ボーダーを効かせた夏のリゾートスタイル。
リゾートホテルでこんなコーデなら完璧です。
上衣にブレザーが一着あると便利ですよ。
ジャケットのキチンと感にはタックインがベスト。
ボーダーに合わせて足元はエスパドリーユが正解。
・タックイン
「色合わせ」
ネイビーのワントーンには柄でアクセントを。
メリハリがついて一気にオシャレ感が出ます。
8.白Tシャツ×カーデ×ジーンズコーデ
ブルーを中心にした同系色コーディネート。
Tシャツ&デニムに+1アイテムでアレンジ。
ここではボーダーカーディガンをプラスして少しマリンテイストに。
足元にはエスパドリーユ。サングラスやベルトにも気を使うと退屈には見えません。
・フロントタックイン
「色合わせ」
ネイビーのワントーン。白から濃紺までトーンを幅広く使うとメリハリがつきオシャレです。
9.ファティーグジャケット×ジーンズのブラックコーデ
黒をアクセントにした春/秋でのファティーグスタイル。
「ファティーグ×デニム×ポロシャツ」と組み合わせは普通ですがポイントはアイテム選び。
ポロシャツにニットポロや、リジッド(未洗い)のデニムで上品な印象になります。
サンダルとベルトもレザーにするだけで大人っぽく仕上がります。
仕上げにレイバンのサングラスはG-15のレンズがオリーブカラーなのでバッチリです。
・フロントタックイン
「色合わせ」
カーキと黒は相性が良し。
デニム以外を黒で統一しました。
【メンズジーンズコーデ】有名人7人の着こなし
デニムは歴史が長いので、現在に至るまでに色々な着こなしが生まれました。
ファッション好きのコーデもレジェンドの着こなしから引用していることも多いですよ。
ファッションは引き出しが多いほど、合わせに深みが出ます。
【アンディー・ウォーホル】
ジーンズ×ブレザー×ボタンダウン
ウォーホル的アイコニックなアイテムコーデ
奇抜な印象が強いウォーホルですが、愛用していたのは意外と定番のアイコニックなアイテム。
- ブレザー
- ボタンダウン
- ジオメトリックタイ
- ウエスタンブーツ
- リーバイス505
とアメトラアイテムのオンパレード。
作品や髪型で個性的な印象が強いですね。
【ジェームス・ディーン】
ジーンズ×Tシャツ
1955.「理由なき反抗」
言わずと知れたアメカジのレジェンド。
元祖デニムのアイコンです。
・リーゼント
・赤いスイングトップ
・白Tシャツ
・501デニム
・エンジニアブーツ
着こなしでは自信ありげな感じも大事ですね。
映画での立ち居振る舞いは参考になります。
今のカジュアルスタイルの原型です。
【スティーブ・マックイーン】
ジーンズ×ウェスタンシャツ
カウボーイスタイルが印象的な上下デニムコーデ
「ハイウェイ」(Baby the Rain Must Fall)は1965年上映の映画。
テキサスを舞台に売れないカントリーシンガーを題材にしていて、ウェスタンシャツとデニムの組み合わせはファッション好きにも注目されています。
・シャツ➡︎ラングラー27MW
・パンツ➡︎リーバイス501XX
映画の衣装はファッションというより、人となりを表現しているので人物と一体化していて格好良く見えるんですよね。
【リバー・フェニックス】
ジーンズ×Tシャツ
絵に描いたようなアメリカの少年のスタイル
1986年「スタンド・バイ・ミー」
50’sのアメ車にロックンロールミュージック。
絵にすると普通ですがこの時代の空気感や背景も含めて見るとファッションを考えさせられます。
少年でもリーゼントでカッコつける感じや、Tシャツをタバコごと袖まくりする感じがいいです!
今はカッコつけはダサいみたいな空気がありますが、この時代のカッコつけの美学は好きです。
【セルジュ・ゲンズブール】
ジーンズ×ダンスシューズ
現代にも通じるゲンズブールのドレスダウン
今の時代でもぜんぜん違和感が無いですね。
ダンスシューズやカットオフしたデニムなど抜け感のあるフレンチカジュアル。
色使いもライトトーンで取り入れやすいです。
ストライプジャケットは難易度が高いですが、これ以外でもダブルのブレザーも多かったです。
【ジェームス・ディーン】
ジーンズ×オフィサーシャツ
「ジャイアンツ」(Giant)1956年公開。
テキサスを舞台にした牧場に住む家族の約30年に及ぶ人間模様を描いた映画。
上記「ハイウェイ」と同じくテキサスが舞台。
荒野にデニムは似合います。
【マーロン・ブランド】
ジーンズ×ライダース
ロッカーズ/バイカースタイルの元祖
「乱暴者(あばれもの)」(The Wild One)
1953年公開。
暴走族を題材とした初めてのアメリカ映画。
ストリートファッションが誕生した時代で世界各地に映画や音楽と共にアメカジが広がりました。
デニムにライダース&エンジニアのスタイルは今でもロックミュージックと共に残っていますね。
【メンズジーンズコーデ】色合わせパターン
基本的な色合わせは⬇︎で紹介しています。
メンズファッション色合わせ【基本の3色】プロの出した結論!
今回使っている色合わせを抜粋して紹介します。
基本はメンズで良く使うこの3色。カーキはブラウンとして扱っています。
これを1色だけで使ったり、2色組み合わせたり。3色とも使う時はトーン合わせ。
ネイビーのワントーン
ネイビー×ブラウン
モノトーン+ネイビー
【大人のジーンズコーデ】サイズ感/穿き方
デニムパンツでもキチンと穿くことで、ドレッシーにもカジュアルにも対応できます。
【サイズ感】基本はジャストサイズ
トレンドでは
・腰穿き&タイトシルエット
・ハイウエスト&ワイドシルエット
などで変化しますが、基本はジャストサイズで穿くことをオススメします。
デニムは丈夫なので長く着れるのですが、トレンドのほうが寿命が短く着れなくなります。
【穿き方】ウエスト穿き&ジャスト丈
大人っぽくドレッシーにも穿くならウエスト穿き&レギュラーシルエットをオススメ。
- ウエスト穿き:キチンと見えるのでジャケット合わせにもOK。
- レギュラーシルエット:細過ぎず、太過ぎず。
- ノークッション丈:スッキリ見え、ローファー合わせができます。
逆に
腰履き:ラフ感がでます。慣れないと学生っぽく見えることも。
ワンクッション:ドレス合わせには向きません。
【メンズジーンズコーデ】着こなしテクニック
“オシャレ慣れ”しているように見せる小ワザです。
普通に着るだけだとカタい印象になったり、面白みがなくなります。
「小慣れ感」や「ニュアンス」「垢抜け」などわかりづらいワードですがよく聞きますよね?
紹介するテクニックを使い、仕上げで小慣れた雰囲気を加えます。
オシャレには欠かせない所作なのでぜひ、引き出しをふやしましょう。
【着こなしテク】1.フロントタックイン
【メリット】ベルトが見えるとウエストの位置が上がって見え、足長効果が狙えます。
【手順】前だけちょっと入れてフワッとベルトにカブせます。
グイッと入れ過ぎると不自然になるので気をつけましょう。
【着こなしテク】2.Tシャツ袖まくり
50年代の映画で多いですね。
【メリット】Tシャツ一枚でもニュアンス出し。
【手順】ラフにまくった感を出すのに外側を多めに巻きます。
- 外側をハネ上げます。これだけでもOK。
- もう一回巻きます。
【着こなしテク】3.シャツタックイン
カジュアルの時でもシャツをタックインすれば上品な印象に。
【手順】裾を入れた後にフワッと整えます。
「タックイン」と「裾出し」を使い分ければ着こなしのはばが広がります。
【着こなしテク】4.カフスターンナップ
【メリット】着こなしに少し変化をつけます。
シャツやブルゾンでも有効です。
【手順】1段折るだけです。
【着こなしテク】5.重ね着
【メリット】Tシャツ一枚では物足りない時に役立つテクニック
【手順】重ねて着るだけ。袖まくりなどと合わせて下の色をチラ見せします。
【メンズジーンズコーデ】30-40代|まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
- アイテムの組み合わせ
- 色合わせのパターン
- デニムパンツの穿き方
- 着こなしテクニック集
と説明しました。デニムパンツでも気を使って合わせれば充分メインのアイテムになり得ます。
ベーシックなアイテムでうまく着こなせれば、クローゼットのアイテムもよみがえりますね。
今後のデニムを使ったコーディネートの参考になれば嬉しいです。
MARU
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