日本未発売ながらヴィンテージ復刻のデザインの良さと履き心地で人気のCT70チャックテイラー。
せっかくいいデザインなのにニセモノ問題や手に入らないということでややこしいですね。
ここではニセモノの簡単な見分け方とどこで買えるのか?サイズの選び方などをを解説しました。
CT70の良さも詳しく書いたので参考にしてみてください。
CT70はヴィンテージな見た目なのに、抜群の履き心地で疲れません。
スニーカーとしては非常に完成度が高いので諦めずにぜひ手に入れてみて下さい。
アメリカ公式HP:CONVERSE

コンバースCT70【偽物の見分け方】
残念ながらCT70には偽物が存在します。日本以外では普通に売っているモデルで高級でもないので偽物なんか作るなよって感じですけどね。
ホンモノかどうかの断定はメーカーしかわからないと思いますが、下記を満たしてないものは流石に製品としては考えられません。ホンモノだと確証すると言うよりは、ニセモノを見つける手立てとして参考にしてみて下さい。
ホンモノと確証できるのは海外の正規店で買う以外はないと思います。
1.シリアルナンバー/製造番号

タンの裏のパッチを左右確認します。


【シリアルNO】左右で違うはず。同じなら偽物です。
【製造番号】左右で同じはず。違うなら偽物です。
正規品の製造国は中国かベトナムです。
本物 | ニセモノ | |
シリアルNO | ◎左右違う | ×左右同じ |
製造番号 | ◎左右同じ | ×左右違う |
2.ヒールパッチロゴ

上:「箱のロゴ」で平面の紙への印刷なので正規のデータが最も再現されています。
下:「ヒールパッチのロゴ」筆者が台湾のコンバース正規店で購入した物です。
立体物にロゴをのせたり、工場の再現度の違いで微妙に見えかたの変化はありますが、ロゴのデザインバランスまで変わることはありません。ブルーのガイドラインで文字や★の位置関係やバランスを比較して、違いがないか確認します。
偽物は一見似ていますがバランスが違うので、よく見るとわかります。
メーカーではロゴの大元のデータは清刷り(キヨズリ)と呼ばれ厳しく管理され、使用方法(レギュレーション)も決められます。ここを間違うと自社で偽物を作ることになりますしね。ロゴは一度作ったら変えられないので前段階で検証を重ねて決定します。
年数が経ってロゴをリニューアルする時はひと目で違いがわかる変更になることが多いです。
*CT70は2018年に今のロゴに変わりました。以前はフォントに可愛い丸みがありましたが、現行品ででは見ないです。
3.縫製では見分けられない
縫製では判断できない。
工場では人の手で作っているので、ブレがありそれだけで偽物と断定することは難しいです。
正規品でも多少のブレはあります。高級品なら縫製のブレを検品で弾くかもしれませんが、コスト面を考えるとこの価格帯のスニーカーでは考えにくいです。
【まとめ】ニセモノか確認する3つのポイント
- シリアルNOの確認➡左右違う◎
- 製造番号➡左右同じ◎
- ヒールのロゴ➡デザインバランスを確認する。
最低限確認するのは3つです。
上記満たしていれば今のところ本物の可能性は高いですが、正規店で買わない限り断定はできません。できるだけ信用できる海外店舗で買うか、返品できる店舗での購入をオススメします。
通販で買うには?
国内ではAMAZON一択
日本では買えないので海外旅行で買うかNET通販のみ。
以前はNETショップが数か所ありましたが、現在では規制がかかりAMAZON一択です。
上記ポイントを確認して、ニセモノなら返品ができるので安心ですね。
アマゾンにはまだ販売規制がかかっていませんが、いつ買えなくなるかわかりませんのでお早めに。

コンバースCT70【6つの魅力】

ヴィンテージデザインのチャックテイラーCT70は現行とは一味違ってよりかっこいいです。
一見同じように見えますが、ディテールの違いで雰囲気も変わり「神は細部に宿る」を感じられると思いますよ。
1.ヴィンテージデザイン

1970年代のオリジナル“チャック・テイラー”のデザインを復刻
定番アイテムですがヴィンテージデザインになることで、よりクラシックなアイテムとの相性もいいです。ウールパンツと合わせていますが、ドレスアイテムも合わせられる幅の広さでヘビロテ間違いなし。


フォルムの違いやバルカナイズの幅が広かったり、キャップが小さかったりオールスターを履いたことがある方は違いに気づくと思います。全体的にディテールがギッシリ詰まっている印象で素材も丈夫でシッカリしています。
CT70を見慣れると通常のコンバース
オールスターは間延びして見えますね。
2.スマートなフォルム


シュッとした細目の印象。
現行よりも細めに見えるのは木型の違いがありそうです。ソールも細幅でこのあたりの印象がヴィンテージらしさを増しています。
3.履き着心地が良い


厚みのあるクッションソールが長時間歩いても疲れない。
通常オールスターよりもクッション性があります。カップインソール自体にもクッション材が貼られていて、さらにその下にはブルーのOrtholite™ のクッション付きフットベッド。
ローテクスニーカーは見た目が良いのですが、履き心地もローテクが多い中これは嬉しいですね。
オーソライトは1997年創業のアメリカの大手インソールサプライヤー。ニューバランスなどにも納入しています。CT70はヴィンテージ復刻ですが履き心地は大きく改善されています。
現行オールスターだとソールが薄くて疲れるという人にもオススメ!
4.幅広バルカナイズ


ヴィンテージを象徴するディテール。
CT70の一番の特長が小さ目のトゥキャップです。ヴィンテージのレザーシューズも小さいんですよね。
これはバルカナイズのゴムが深めに設定されていて結果、小さく見えます。
ガッチリとキャンバスを覆う見た目は無骨でかっこいいですよね。
ゴムの色はいずれも生成り。浮いて見えることはないです。
バルカナイズド製法
引用元:ムーンスター
「加熱・加圧して仕上げる」
合成ゴムに硫黄を加え圧力をかけて熱すること(加硫)でゴムの分子同士が結びつき、丈夫で弾力性のあるゴムとなります。加硫することにより接着が強力になるとともに形が安定します。
5.三ッ星ロゴ
小さいフォントと筆記体ロゴ、トレードマークの3つ星がギュッと配置されているのは現代のシンプル路線にはないヴィンテージデザイン。今のALL STARパッチと比べると全然違いますね
6.素材の違い


【キャンバス地】厚く丈夫。
厚いと耐久性もありますが、見た目もシワが少なくクリーンな印象になります。


【シューレース】CT70は綿100%です。現行は綿/ポリエステル。
【レザーパッチ】凹凸のある刻印で通常品のプリントとは違い高級感があります。

コンバースCT70【サイズ感/選び方】
現行のオールスターと同じサイズでOK!


私:足の実寸26.3cm➡27.0cmを購入。
現行コンバースで履いている同じサイズの27.0cmです。


CT70の270cmサイズ=インソールの実寸は280mm。10mmの捨て寸が足されています。
私の足は実寸で263mmなので、17mmの捨て寸(余裕)があるので適正ですね。
靴にはつま先のゆとりで【捨て寸】という空間があります。
実物の靴にはすでに捨て寸が含まれていて、サイズ表記とインソールの実寸の長さが違うのはそのためです。
靴によりますが
【スニーカー捨て寸】➡0.5cm-1.5cmくらい
【ドレスシューズ捨て寸】➡1.5cm-2.5cmくらい
シューレースが閉じていたほうがカッコいいため、あえて大きいサイズで靴紐を絞って履く履き方。
ジャストサイズでも上の写真くらい絞れるのであえて大きめを履く必要は感じません。
靴は服と違って健康面にも影響するのでジャストサイズをオススメします。
頭と足先は小さい方がスタイルが良く見えるので、靴が大きいと全体のバランスが崩れます。
スニーカーケア方法
スニーカーは布地なので汚れる前のケアが大事です。事前にケアすることで後々長持ちします。
防水スプレー
水を弾くとともに、汚れも多少防ぐ効果があります。

汚れ洗い
一時話題になったとにかく汚れが落ちるスニーカー用洗剤。色んな素材、色に使えます。

Q&A
- QコンバースCT70はなぜ高い?
- A
世界展開されていてそんなに高いラインではないです。
しかし、日本では販売権を持っている商社が輸入しておらず、日本に入ってきていません。
並行輸入品や、個人が買ってきた転売品しかなく値段が上がりました。
- QオールスターとCT70の違いは?
- A
CT70は1970年代のチャックテイラーを復刻したモデルです。現行のオールスターの大元のデザインといえますがディテールの違いが随所にあり、別物です。詳しくはこちらで解説しています。
コンバースCT70【まとめ】

ここまでCT70について一通りの下記のことについて書いてきました。
CT70の不遇な状況もあってレア度が高まり、人気が出ましたが、手に入りにくいからこそ価値があるのも確かです。コーディネートに必ず必要なスニーカーですが、その中でも普遍的なデザインで完成度の高さでいうとCT70は候補に入る人も多いのではないでしょうか?
現在はまだAMAZONで買えなくないので規制が強くなる前に確保することをオススメします。

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