季節の変わり目の微妙な気温で活躍するミリタリージャケット。オリーブカラーって定番色ですが少し難しいですよね。ファッションではなく兵隊感がでたり、土臭くならないように気をつけたいところです。
今回はファティーグコーデをキレイめに合せつつ、定番のアイテムでバリエーションを組んでみました。キレイ目のコーデにはミリタリーアイテムは良いアクセントになりカッコいいですね。
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ファティーグジャケットなどの定番アイテムで組んだ効率の良いクローゼットはこちら
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ジャングルファティーグジャケット|ルーツ
60’s U.S.ARMY JUNGLE FATIGUE
1960年代のベトナム戦争時にアメリカ陸軍で採用された熱帯用ジャケット。
ベトナム戦争で支給された熱帯地用野戦服なの
で、軍物では珍しく春夏に着れる一枚仕立て。
生地もゴツ過ぎず普段着として最適です。
ディテールの違いは1st〜5th世代まで種類があります。
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ジャングルファティーグの詳しい解説はこちら。
➡︎ジャングルファティーグレプリカのおすすめ6選|年代ごとの違いや見分け方
「★おすすめジャングルファティーグレプリカ」
★orslow(オアスロウ) | 4th型 6010
とにかくバランスが良い一着。デザインバランス/サイズ感/素材へのこだわり等、完成度が高いです。
★SESSLER(セスラー) | 5th型 A-595 1970モデル
高コスパで人気のブランド。東京の老舗ショップ中田商店が作る後期型モデル。
【ファティーグジャケット】メンズ夏コーデ8通り
ファティーグジャケットを軸に他のアイテムはトップスと靴でバリエーションを組みます。
組み合わせを決めたら仕上げにちょっとしたテクニックを加えれば完成です。
使っている定番アイテムはこちらから。これだけで全て組めます。 ➡︎【オススメアイテム】ファッションの8割はクローゼットで決まる 基本的な色合わせの考え方はこちら。 ➡︎【デザイナーの結論!】メンズ服の色合わせは3色でOK。
ミリタリーコーデの注意点
カジュアルになり過ぎたり、兵隊感が出たりするので大人でも自然に着れるように調整します。
ポイントは以下の3点。
- ★【組み合わせ】➡︎ミリタリー同士は極力合わせない。
- 【アイテム選び】➡︎キレイ目。
- 【色合わせ】➡︎色数を押さえる。
- 【着こなし】➡︎キチンと着る。
クタッとし過ぎた古着をキレイ目にもっていくのは難しいです。
1.ファティーグジャケット&デニムの×ブラックコーデ
「色合わせ」
オリーブと黒は相性が良いです。
デニム以外を黒で統一しました。
黒をアクセントにした春/秋でのファティーグスタイル。
「ファティーグ×デニム×ポロシャツ」と組み合わせは普通ですがポイントはアイテム選び。
ポロシャツにニットポロや、リジッド(未洗い)のデニムで上品な印象になります。
サンダルとベルトもレザーにするだけで大人っぽく仕上がります。
仕上げにレイバンのサングラスはG-15のレンズがオリーブカラーなのでバッチリです。
・フロントタックイン
2.ファティーグジャケット×デニムシャツコーデ
「色合わせ」
アースカラー×ネイビー系。
カーキ/ベージュサックスと色数を使う時は
トーンを合わせるとまとまりやすいです。
ミリタリー×デニム×チノの王道カジュアルコーデ。
この組み合わせは定番ですが、工夫しないと普通すぎるので各アイテムをキレイ目にすることで好印象に。綿パンもドレス寄りだと雰囲気が変わりますね。
ライトトーンでカラーを統一するのもキレイに見えます。
タックイン
3.ファティーグジャケット×カーゴショーツ
「色合わせ」
カーキ×ネイビーの2色使い。
色が多い時はトーンを合わせるとまとまります。
シンプルに色数をおさえました。
季節の始まりの時期のレジャースタイル。
ミリタリージャケットとカーゴはホントは避けた方が良いです。
今回はショーツの色違いなのでギリギリセーフとしました。
フルレングスのカーゴだったり、上下カーキだとアウトなので気をつけてください。
それでもポケットはちょっと多めですね…
- フロントタックイン
- Tシャツレイヤード
4.ファティーグジャケット×ウールパンツコーデ
「色合わせ」
グレー×ブラウン系の合わせ。
小物はブラウンで統一しています。
ファティーグジャケットを使ったドレスミックス。
ミリタリー×ドレス合わせはイタリア的ですね。Tシャツでシンプルに合わせました。
物足りない時は、首元にバンダナやメガネで味付け。
「ウールパンツ」と「スエードローファー」はカジュアルでもドレスでも万能です。
- カフスターンナップ。
- タックイン
バンダナの巻き方はここで詳しく書いています。
➡バンダナ首への巻き方【メンズ基本5選】ワザとらしくならない調整技
5.ファティーグジャケット × デニムコーデ
「色合わせ」
アースカラーだけだと土臭くなり過ぎるのでネイビーを入れ、ちょうど良いバランスに。
デートも行けるキレイ目ミリタリーコーディネート
ポイントはキレイ目デニムとローファー。
キレイ目のカジュアルアイテムを選ぶとドレス感のあるローファーでもミックスして使えます。
「ドレスミックス」を覚えると大人のファッションの幅がグンと広がるので取り入れてみて下さい。
ローファーでも靴下は履いたほうがシックですね。
- タックイン
- カフスターンナップ
6.ファティーグジャケット×白シャツ&カーデ
「色合わせ」
3色使いなのでトーンを揃えます。
ここではライトトーンで揃える。
軍物をアクセント的に使うキレイ目コーデ。
白シャツ&ウールパンツの上品なコーディネートに軍物がいいアクセントに。
カーディガンとスニーカーがいいつなぎになっています。
- タックイン
- コンバースはキツ目に締めます。
7.ファティーグジャケット×ブレザースタイル
「色合わせ」
3色使っているのにまとまって見えるのは基本色しか使ってないから。オシャレに見えますね。
定番のブレザースタイルをファティーグでドレスダウン。
「ドレスダウン」=ドレスアイテム(ここではブレザー)を着崩したファッション。
シャツ&タイでも大丈夫ですが、アウターのカジュアル感に合わせてTシャツに。
・タックイン
8.ファティーグジャケット×コットンスーツ
「色合わせ」
白〜ベージュ〜オリーブとアースカラーに
ネイビーアクセント。
色使いが特長のフレンチトラッド。
なんかジブリ的な色合わせでキレイです。
ライトトーンでの多色使いは簡単にオシャレに見えますね。
コットンスーツは一着あると、オフィスカジュアルからキレイ目まで対応できて便利です。
・タックイン
【ファティーグジャケット】オリーブカラーの色合わせ
「オリーブ(カーキ)カラーを使うときの注意点」
- オリーブ(カーキ)カラーはコーディネートに1色だけ。
- ブラウン系だけで組むとモッサリします。
- 迷ったら白も使いましょう。スッキリ見せてくれます。
基本的な色合わせは⬇︎で紹介しています。
メンズファッション色合わせ【基本の3色】プロの出した結論!
今回使っている色合わせを抜粋して紹介します。
基本はメンズで良く使うこの3色。カーキはブラウンとして扱っています。
この3色から1色だけで使ったり、2色組み合わせたり。3色とも使う時はトーンを合わせて。
ネイビーのワントーン
ネイビー×ブラウン
モノトーン+ネイビー
3色使う時はトーン合わせ
【基本3】まででほとんど対応できますが、オリーブに関しては黒も合います。
【ファティーグジャケットコーデ】着こなしテクニック
“オシャレ慣れ”しているように見せる小ワザです。
普通に着るだけだとカタい印象になったり、面白みがなくなります。
「小慣れ感」や「ニュアンス」「垢抜け」などわかりづらいワードで語られるアレです。
紹介するテクニックを使い、仕上げで小慣れた雰囲気を加えます。
オシャレには欠かせない所作なので、引き出しを増やすと雰囲気が変わりますよ。
【着こなしテク】1.フロントタックイン
【メリット】ベルトが見えるとウエストの位置が上がって見え、足長効果が狙えます。
【手順】前だけちょっと入れてフワッとベルトにカブせます。
グイッと入れ過ぎると不自然になるので気をつけましょう。
【着こなしテク】2.シャツタックイン
カジュアルの時でもシャツをタックインすれば上品な印象に。
【手順】裾を入れた後にフワッと整えます。
「タックイン」と「裾出し」を使い分けられれば着こなしのはばが広がります。
【着こなしテク】3.カフスターンナップ
【メリット】着こなしに少し変化をつけます。
シャツやブルゾンでも有効です。
【手順】1段折るだけです。
【着こなしテク】4.重ね着
【メリット】Tシャツ一枚では物足りない時に役立つテクニック
【手順】重ねて着るだけ。袖まくりなどと合わせて下の色をチラ見せします。
何度もやって慣れてくるとワザとらしく無くできるようになります。
ファティーグジャケット【サイズ感について】
トレンドではなく自分のサイズがベスト。
ずっと活躍する定番アイテムなので、大き過ぎず、小さ過ぎない自分のサイズがベストです。
サイズをトレンドで選ぶと長く着れないんですよね。
【目安】身幅=ヌード寸+20%
【例】胸回り(ヌード寸)92cm+ゆとり量(20%)18cm=110cm=身幅55cm
身幅55cm(±1〜2cm)の範囲で探します。
胸回り (ヌード寸) | ゆとり量 ヌード寸の20%* | ジャケット胸回り | ➡︎身幅 |
92cm | +18cm | =110cm | =55cm |
ブルゾン系は+20%のゆとりで良い感じになるので、そこを基準で選ぶことをオススメ。
詳しい選び方はこちらで書いてます。
➡︎ジャングルファティーグレプリカのおすすめ6選|年代ごとの違い
【ファティーグジャケット】|参考映画
ミリタリーの着こなしは映画も参考になります。
当時の雰囲気や、人物や役柄にハマった時に服の持つ魅力は最大限発揮されます。
ジャングルファティーグに限定するとあまり無いのでミリタリージャケットで紹介します。
トム・ハンクス
「フォレストガンプ」41分からジャングルファティーグ3rdらしきジャケットを着ています。
ベトナム戦争を題材にした映画で見ると当時のイメージがしやすいですね
チェ・ゲバラ
チェ・ゲバラはキューバ革命を先導した革命家。たびたびスタイルが取り上げられます。
ファッションでは無いですが、ミリタリー+ベレーといえばこの方。真似したくなりますね。
ジョン・レノン
ビートルズを経て、オノヨーコとともに活動している時にミリタリーシャツのイメージが強いです。
時代的にはヒッピームーブメントでよく着られていました。
ロバート・デニーロ
ミリタリージャケットといえば必ずでてくる「タクシー・ドライバー」。
ロバート・デニーロ主演でM65フィールドジャケットを着ています。
【ファティーグジャケットコーデ】まとめ
最後まで読んでいただきありがとうございました。
今回は4つのポイントで説明しました。
今回のコーディネートはファティーグジャケットに限らずミリタリーアウターなら同じように使えます。
少しクセのある色なので、ネイビー系やグレー系を組み合わせたり、白の使い方がカギになります。
クセがあるぶんハマると、雰囲気のあるシブさが魅力ですよね。
オリーブはいつの時代も人気で、一回マスターすればずっと使えるのでぜひ挑戦してみてください。
MARU
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ジャングルファティーグの詳しい解説はこちら。
➡︎ジャングルファティーグレプリカのおすすめ6選|年代ごとの違い
「★おすすめジャングルファティーグレプリカ」
★orslow(オアスロウ) | 4th型 6010
とにかくバランスが良い一着。デザインバランス/サイズ感/素材へのこだわり等、完成度が高いです。
★SESSLER(セスラー) | 5th型 A-595 1970モデル
高コスパで人気のブランド。東京の老舗ショップ中田商店が作る後期型モデル。
【関連ページ】
ファティーグジャケットなどの定番アイテムで組んだ効率の良いクローゼットはこちら
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