6つの簡単な質問で大まかなファッションタイプが分かります。
最初に自分の印象を6つの質問で診断してみます。5段階で中心の3が普通です。
まわりから言われてたり、こう見られているは、客観的な重要な意見なのでそれも加味して評価します。
Q1:雰囲気 | 回りと比べて評価してみてください。 |
Q2:年齢感 | じっさいの年齢というよりも印象です |
Q3:体格 | 体型から感じられる印象です。 |
Q4:男性度 | 性格も含めて判断してください。 最近のアイドルって中性的ですよね。 |
Q5:生活感 | 生活臭を感じさせない人っていませんか? その方と比べてみてください。 |
Q6:性格 | 学生時代、クラスのなかでの立ち位置。 私は堅いと良く言われます。 |
どれが良いとか悪いは無いので、素直に分析してみて下さい。
それぞれのファッション系統の印象と自分の印象がどれくらい合うのかで似合うに合わないを判断します。
それぞれの質問に当てはまる箇所を選択してみてください。
ファッション系統診断アンケート
診断結果
メンズファッション【11系統一覧】
それぞれの系統の説明と代表的な人物、参考になる雑誌などを紹介します。
【正統派】クラシックタイプ

【スーツ中心の最もクラシックなジャンル】
ブリティッシュトラッドともよばれ英国の伝統的なスタイル全般。
ハンティングやフィッシングなどのカジュアル分野でさえ、クラススポーツと呼ばれ他のジャンルよりも格式は高い。
自他ともに認める大人の男性にぴったりなジャンルです。
年齢を重ねるごとにかっこよくなります。渋い方やキチッとされている方向け。
「クラシックタイプが似合うアイテム」
【🇬🇧ジョンスメドレーのニットポロ】
上品なニットポロは大人の男性がハマります。ジョンスメドレーは英国王室御用達のニットブランド。

【🇬🇧バブアーのハンティングジャケット】
オシャレを目的としない、道具としてのストイックなアイテムはこのジャンルの方が着ていると本物感が漂いシブさ抜群。英国老舗ブランドバブアーは時代を超えて人気です。
【🇬🇧トリッカーズのブーツ】
カジュアルでも雰囲気的にはレザーブーツなど堅めの印象が相性が良いです。頑丈なので10年は持つと思います。

【🇬🇧クラークスのチャッカブーツ】
もう少し軽目のチャッカブーツなら合わせやすいです。いつものカジュアルでもブーツに変えるだけで、クラシックな雰囲気になり一味違うスタイルに。クラシックタイプの人は普通のカジュアルは似合いません。

「参考人物」
ウィンザー公/ウィンストン・チャーチル/ジェームス・ボンド(007)
「参考映画」
「雑誌・書籍」
【優等生】アメリカントラッドタイプ

【優等生のカレッジスタイル】
紺ブレやボタンダウンなど代表的なアイテムが多いジャンル。
色づかいやプレーンなテイストはクセのない爽やかさ。
アメトラのカジュアルはアメカジとは少し違ったドレス寄りでマジメさがあります。
大人のドレススタイルのなかで少しチャーミングさもあるアメトラ。
英国の堅さや、イタリアの色気がしっくりこない方に。日本人で似合う方は多いです。
「アメリカントラッドタイプが似合うアイテム」
【アメトラの神器”ボタンダウンシャツ”】
アメトラが似合う方にはマストアイテムです。ボタンダウンシャツの正統系譜はこちらの「🇺🇸インディビジュアライズドシャツ」。ブルックスのカスタムシャツを請け負っていたメーカーです。
【🇺🇸G.H.BASSのペニーローファー】
カジュアルでもローファー合わせで少しマジメなスタイルが似合います。🇺🇸G.H.BASSは世界初のローファーウィージャンズを作った元祖メーカー。正統派な割に価格も高くなく、デニムやチノとの相性も抜群。

【M52チノパンツ】
チノパンツは欠かせないアイテム。折目を付けてキチンとしても似合います。ワイパーのレプリカはチノパンツの元祖M52を再現。

【🇺🇸トリーレザーのメッシュベルト】
カジュアルベルトでもアメリカントラッドタイプの場合は少かしこまってレザー素材がオススメ。🇺🇸トリーレザーはアメリカのベルト専業メーカー。シッカリとした素材感で定番の組み合わせにもアクセントに。
「参考人物」
ウッディ・アレン/J.F.K/穂積和夫氏のイラスト/イラスト(@mr.slowboy)*インスタ
「参考映画」
アメトラ好きは必ず見ている映画です。
「雑誌・書籍」
【チョイ悪】クラシコイタリアタイプ

【イタリアオヤジのモテスタイル】
大人の男性のカッコ良さを追求し、分かりやすいシルエットや色使いが特長。
フェラーリを生んだお国がらの華やかで艶のあるテイスト。イタリアの展示会ピッティウォモもここ数年で有名になりました。
ひと昔まえ「チョイ悪」として流行りましたが、マジメな方には違和感が出るので避けるのがブナン。
本来のクラシコは上品なので幅は広いです。
メンズドレススタイルでは常に人気のクラシコイタリア。
イタリア人的なノリと色気があるタイプの方に最適です。
「クラシコイタリアタイプが似合うアイテム」
【🇮🇹フィナモレのイタリアンシャツ】
やっぱり伊達男はシャツ一枚でも色気が出ます。一枚でも決まる白シャツはぜひ持っておいてください。フィナモレはそんな数あるイタリアのシャツメーカーでもカジュアルシャツが得意なメーカー。

【🇯🇵リゾルトの66タイプのテーパードデニム】
デニムもキレイなシルエットでスラッとしたタイプが似合います。リゾルトはこだわりの国産デニムブランドで人気がありますが、その中でも710はテーパードがキレイなシルエット。イタリアンカジュアルにも相性抜群です。本場イタリアの製品展PTTIにも出店していて認められています。色落ちの少ない濃いめが似合います。
【🇪🇸バーウィックのブラウンスエードローファー】
足元にも大人の色気を。素足で履くイタリア人も多いですがカラーソックスを合わせても良いですね。バーウィックはスペインの革靴メーカーでコスパの良さで人気です。
【🇮🇹ペルソールの折り畳み式サングラスPO0714】
伊達男と言ったらサングラスも外せません。クラシコイタリアタイプの人ならサングラスを掛けても自然と決まります。ペルソールのサングラスはスティーブ・マックイーンが映画「華麗なる賭け」の中で掛けたことで非常に有名になりました

「参考人物」
ジャンニ・アニエリ/ルカ・ディ・モンテゼーモロ/フランコ・ミヌッチ
「参考映画」
「雑誌・書籍」
イタリアファッションの今はインスタなどが情報を取りやすいです。
【無骨】ラギッドタイプ

【男らしい無骨なヴィンテージスタイル】
ワークやミリタリーをベースにした味のあるスタイリング。
アメカジの年代をもっとさかのぼったような、とにかく無骨で重厚感のあるアイテムがポイント。
ラルフ・ローレンのRRLあたり参考になります。
RRL公式HP
線が細いかたは服に負けるかも…
渋いかた、無骨でワイルドなかた、強面過ぎてお困りのかた、これハマります。
「ラギッドタイプが似合うアイテム」
ワイルドな雰囲気でミリタリーやワークのゴツメのアイテムが似合います。
【🇺🇸ラングラーのウエスタンシャツ】
地厚のデニムシャツは一枚持っていて欲しい定番アイテムです。ラングラーはウエスタンシャツの元祖。スティーブ・マックイーンも着ていた無骨なカジュアルシャツです。
【🇯🇵ヒューストンのM47カーゴパンツ】
無骨なアイテムの代表カーゴパンツもハマります。ヒューストンはミリタリー物のレプリカを得意とするブランド。テーパードでシルエットもキレイなM47タイプです。

【🇺🇸ホワイツのワークブーツ】
ラギッドタイプの人でないと履きこなせないブーツ。一生モノのワークブーツと言ったら🇺🇸ホワイツのブーツです。
「参考人物」
高橋吾郎(goro’sデザイナー)シルバーアクセで人気のブランド。この方以上にラギッドな方はいません。
一見でこういうこと!と分かりますよ。20年前のアメカジブームから原宿にはずっと行列が!
昔からありますがラギッドというネーミングで最近確立した系統。
「参考映画」
「書籍・雑誌」
「RUDO」「Free&Easy」廃刊したんですね… 古本にはまだあるので探してみてください。
【ラフ】アメカジタイプ

【元祖カジュアルスタイル】
アメリカ発のカジュアルアイテムを中心にスタイリング。
カジュアルの中ではクラシックなスタイル。
流行りのカジュアルだとさわやかすぎる方に。
ラフな雰囲気で90年代に古着ブームで台頭。
最近また再炎しそうですね。
軍モノにデニム、スウェット、スニーカーと王道のアイテム群はメンズの永遠の定番。
ラフにテキトーなくらいがちょうど良い。かしこまった感じが苦手という方にも向きます。
人間的に味が出てきたな〜という方にどうぞ。キッチリマジメな人には向かないかも。
「アメカジタイプが似合うアイテム」
【🇺🇸チャンピオンのスウェット/リバースウィーブ】
アメカジと言ったらスウェット、スウェットと言ったらこれ。定番ですが、アメカジタイプの人が着ると普通の人よりよく見えるんです。似合うって人より得します。

【🇯🇵ウェアハウスのデニム800XX】
アメカジタイプの人はデニムがもちろん似合いますが、色落ちの味のあるタイプがオススメ。もちろんリーバイスの501も良いですが、デニムへのこだわりは🇯🇵ウェアハウスがピカイチです。腰穿き緩めがより似合います。
【🇺🇸ヴィンテージファティーグジャケット】
アメカジタイプの人は古着やヴィンテージとも相性が良いです。ファティーグジャケットはミリタリー物で何かと使える羽織りアイテム。今ならまだヴィンテージも見つかるので今のうちに。

「参考人物」
日本の芸人の方にも愛好家多いですね。所さん、浜ちゃん、さまーず。
ラフでかしこまらない感じの人が似合うのがわかります。
そうそう、以前のキムタクもアメカジイメージ強いですね。
「参考映画」
「書籍・雑誌」
【きれいめ】西海岸セレブタイプ

【上品さを感じさせるキレイ目カジュアル】
ファッションで良くでる”キレイ目”の典型です。
シンプルなアイテムで少ない色使い。
キレイ目なアイテムをサラッと合わすのを嫌いな人はいません。
クセがないのでほとんどの方が似合うと思います。
女性が「こういうので十分」っていいます。
ハリウッドセレブのプライベートでのイメージです。
色んなセレブの方がいますが、ここでは大人の男性でコギレイなイメージ。
「西海岸セレブタイプが似合うアイテム」
【🇬🇧ジョンスメドレーのニットTシャツ】
シンプルなアイテムが似合いますが選び方によっては”普通”になります。良い素材でニットにするなど上品な物を選べば一味違います。ジョンスメドレーは英国王室御用達のニットブランド。実際セレブの愛用者も多いです。

【🇬🇧ジョンスメドレーのカーディガン】
カーディガンも上品なアイテムの代表。西海岸セレブタイプが着ると似合いますしオシャレです。
上のTシャツと色を合わせて着ても◎。似合う人しかできないスタイルです。

【🇯🇵リゾルトの66タイプのテーパードデニム】
デニムもシンプルでキレイ目が似合います。リゾルトはこだわりの国産デニムブランドで人気がありますが、その中でも710はテーパードがキレイなシルエット。色落ちで味を出さずに濃いめのままが似合います。
【🇺🇸NYブランド/コモンプロジェクトのレザースニーカー】
スニーカーでもミニマムで上質なレザースニーカーだと上品に決まります。NY発のコモンプロジェクトはレザースニーカーの走りのブランド。
「参考人物」
有名セレブ。ブラッドピッド/ディカプリオ/ベッカム/キアヌリーブス(わかりやすいですね。)
「書籍・雑誌」
海外セレブのスタイル紹介がメインです。発行部数が一番多く人気なスタイルです。
【気取らない】フレンチカジュアルタイプ

【力がぬけたノンシャランなフレンチスタイル】
ノンシャラン➡︎無頓着でのんき。
パリらしく自分らしさを大切にムリをしない。
アイテムはシンプル。軽い雰囲気の古着や爽やかな色調のアイテム群。
トレンドではなく定番アイテムを選ぶ素朴さがポイント。
ジブリ映画に出てきそうですね。
少年っぽさを感じさせ、軽い雰囲気。で、どことなく素朴。
「フレンチカジュアルタイプが似合うアイテム」
【🇫🇷セントジェームスのバスクシャツ/ナヴァル】
フレンチカジュアルタイプの方にはぜひ着て欲しいバスクシャツ。ハマる人が着るとほんとにオシャレなんです。ピカソやシャネルなど数々のレジェンドが愛用していたアイテムです。

【🇫🇷ローレールのベレー帽】
フレンチといえばベレー帽。似合う人がうらやましいです。🇫🇷ローレールはバスク地方の老舗ベレーブランド。似合ってる人は、人と違うアイテムでも違和感を感じないんですよね。

【🇫🇷カスタニエールのエスパドリーユ】
フレンチカジュアルタイプの人はサンダルをエスパドリーユに履き替えて下さい。雰囲気がピッタリで回りと差がつきます。カスタニエールはエルメスからも発注を受けるメーカーですが手の届く価格です。
「参考人物」
トンボ(魔女の宅急便)/セルジュ・ゲンズブール/J.P.ゴルチェ/アルベール・エルバズ
*下の雑誌のほうがイメージしやすいかもです。
この典型的なフレンチ像は日本のほうが良くみます。
実際のパリではそんなに見ないです。
「参考映画」
「書籍・雑誌」
【爽やか】カジュアルタイプ

【万人に似合うさわやかなカジュアルスタイル】
色使いも、アイテム選びもスタンダードなクセがない、キレイ目カジュアル。
万人が似合います。
セレブタイプよりももう少しカジュアルより。
アイドル的な方似合いますよ。
華奢なかただと学生っぽくなるかも。
誰からも好かれる爽やか好青年タイプ。
「カジュアルタイプが似合うアイテム」
【参考人物】
男性アイドル
「書籍・雑誌」
【高感度】トレンドタイプ

【トレンドを敏感にとりいれた高感度スタイル】
トレンドには時代が反映されるので、その時代を生きる若い世代が一番似合うと思います。
変化が激しいですが、年々男らしさは無くなりユニセックスなアイテムが多数。
現在はビッグシルエットが続いていますがそろそろ変わりそうな気がします。
トレンドの情報に敏感。カフェの似合うオシャレなシティーボーイ。
「トレンドタイプが似合うアイテム」
コレ!といったアイテムやブランドが時代と共に変ります。シルエットのトレンドは取り入れやすくそれっぽくなります。
「参考人物」
若手俳優にこのイメージの人多いですね。あとは学生がよく似合います。
「書籍・雑誌」
【洗練】モードタイプ

【映画祭のセレブのようなモードスタイル】
モードスタイルも幅が広いですが、ここではセレブが映画祭などで着るイメージの、洗練されたモードです。
生活感はなく無機質でソリッドな質感。
服に味が少ないので、着る人にも味がないほど調和します。
回りに生活感が全くない人いませんか?
たま〜〜にいるそんな人が似合います。
ワイルドな俳優も着ていますが、より似合うのは、中性的な人ですね。
一目置かれるクールな存在。人間臭さを感じない透明感。
「モードタイプが似合うブランド」
Gucci / Balenciaga / Dior / Saint Laurent / Givenchy /The Row/Jil Sander
「コレクション情報」
FASHION PRESS⬅︎コレクションが見れます。
「参考人物」
ティモシー・シャラメ/若手韓国スターにも多いですね。
ここの人物の入れ替わりは早いです。
「書籍・雑誌」
【個性的】デザイナーズ系

【デザイナーの個性が爆発した独自のスタイル】
デザイナーの数だけ個性的なスタイルがあります。
洗練されたモードとは変わって個性爆発。
普通の人からするといつ着るんだろ?っていうジャンルです。
デザイナー服の個性に負けないくらいの個性がある人が着こなせます。
*グラフで表すのは無理がありますね。
人とは違うキャラクターや独特な雰囲気を持った個性的な人
「デザイナーズタイプが似合うブランド」
Comme des Garçons /Yohji Yamamoto / Maison Margiela / Rick Owens / Thom Browne / Raf Simons / Ann Demeulemeester
「参考人物」
・SNSでのコレクション会場のスナップ写真等がわかりやすいです。
・芸能人でいうと竹中直人さんや滝藤賢一さんといえば強烈な個性がわかりやすいです。
「書籍・雑誌」
➡雑誌だけまとめました➡【無料】メンズファッション雑誌20代&30代|ジャンル別
メンズファッション系統診断について
「人にはそれぞれ個性があるように、服にも同じような個性がある。」
20年デザイナーをやっているとその服ごとのキャラクターが見えてきます。
服を作る職業なので服ごとにキャラクターを加味してデザインする感じです。
「大人しい⇔派手」や「まじめ⇔ちょい悪」などの印象が服にもありますよね。
まじめな人に“ちょい悪”は似合わないですし、自分に似た服のほうが似合いやすいです。
そんな感じで自分と相性のよい個性の“服”を見つけるイメージです。
似合う服がわかると、自分の良さを最大限引き出すことができます。ファッションはそれが可能となるため、上手に活用できると面白いくなります。
ここで紹介しているファッション系統はどれもトップレベルまでいくと間違いなくカッコいいです。
トップにならずとも自分に合う系統を選んで、ある程度のレベルになるだけでもカッコ良くなれます。
- 自分に似合うファッション系統がイマイチよくわからない。
- イメージチェンジしてみたい。
- わかったとしても結局どういう格好をしたら良いかわからない。
多くのファッション系統から、自分の似合うテイストがわかるようになります。
メンズファッション系統診断【似合うって?】
にあ‐う‥あふ 【似合う】
グーグル日本語辞書
《五自》一方が他方に(または両者が)、ふさわしい感じでよく合う。調和する。
「わたしに―色」
「人」:世界中見渡しても自分と同じ人はいません。人口と同じ種類の個性があります。
「ファッション」:服の種類も無数にあるので、自分にピッタリの相性の服は必ずあります。
「人」と「ファッション」が調和し、より良く見える状態が「似合っている」と言えます。
“人”の個性
似合うを知るには自分がどういった“個性”かを把握することが大事です。
人の個性はおおよそ下記の要素で作られています。*左ほど影響力がおおきいです。
外見の個性 | 内面の個性 | 生い立ちの個性 |
印象 顔 年齢 身長/スタイル* 髪/肌/目の色* | キャラクター 考え方 好み 趣味 | 国(文化) 職業 所属 生活スタイル (衣/食/住) |
「外見」:第一印象の一番強い要素です。
「内面」:性格でも似合う似合わないは変わってきます。
「生い立ち」:もって生まれた背景も考慮できると完璧です。
「パーソナルカラー*」や「骨格診断*」が流行っていますが、外見のいち要素です。
バッチリ合っていればより良いですが、その前に向かう方向が間違っていたら致命的です。
まずは自分の似合うファッションのザックリとした方向性を知ることが大事です。
上記の要素をふまえたあなたの「印象」を把握することが大事です。
そうすることで逆に進む失敗が減ります。
“ファッション”の個性
メンズファッションの代表的な系統をザックリ並べました。
先ずはおおよその立ち位置を確認して下さい。
スタンダードを中心に、横軸はモード↔︎クラシック。
タテはドレス↕︎カジュアル。

グラフを変えずにもう少しイメージしやすく、雑誌に置き換えるとこんな感じ。
好きな雑誌はどの辺ですか?

今度は同じグラフで人の印象にしてみます。あなたの位置はどの辺でしょうか?

なんとなく自分がどのへんの位置にいるかわかりましたか?
この後は各ジャンルの学び方を説明します。
自分のファッション系統(ジャンル)の【学び方】
似合いそうなジャンルの見当はつきましたか?
はっきりコレ!とわかった人と、複数の候補が見つかった人がいると思います。
キャラクターがハッキリしている方は似合うジャンルが見つかればピッタリハマります。
複数見つかった人は、似合う範囲が広いと言えます。
気をつけたいのが、最初にジャンルを“学ぶ時”にはひとつに絞ることをオススメします。
大事なことなので、少し理由を説明します。
- ファッション系統をひとつ決める。
- 基本の系統(型)を学ぶ
- 系統(型)を極める。
1.ファッション系統をひとつ決める。

少しイメージして見てください。
ファッションジャンルはひとつづつ山になっています。
それぞれにはコミュニティーがあり、そのスタイルを代表するような人物がいます。
ファッションに興味が出てきた人はこの中からどれか選び山を登り始めるイメージですね。
ひとつに決めないと、同時に登るのは最初は難しいのでいつまでもゴールに近づきません。
興味のない大半の方はスタート地点にいるので、登り始めるだけで大半の人より先に行けます。
さらに初心者でジャンルを絞れている人はあまりいないので、一つの山を決めて始めたらその時点で大分リードできます。
2.基本の系統(型)を学ぶ
一つひとつのジャンルは基本の「型」です。最初にこの型から始めることをオススメします。
この時にひとつに決めず、つまみ喰いすると理解が遅れ。そのジャンルの服が増えません。
異なるジャンルの服は合わせづらく、チグハグになる可能性大。コーディネートも上達しにくいです。
ひとつに決めたら、ジャンルで紹介している雑誌などでその型(スタイル)を勉強してみてください。
雑誌はそのジャンルを熟知したプロ達が作っているので最初の参考書にはオススメ。
“基本の型は大事です”
最近ではSNSで誰でも発信できるようになりました。参考例が多いのは助かりますが、
それが基本の型なのか、その人独自の型かは最初はわかりません。
参考にしたSNS上のスタイルがトレンドとともに数年で無くなることもありえます。
*ここで上げるジャンルは確立されているので、波はありますが消える可能性は低いです。
トレンドやモードだけはコロコロ変わります。
3.系統(型)を極める。
ひとつの系統(型)を極めるまでの段階を書いてみました。先ほどの登山のイメージで説明します。
ザックリこんな段階があるとわかっていると進み方がイメージしやすいです。
自分が今どの地点にいるか確認してみてください。
LV | 称号 | オシャレの目線 (気になること) | オシャレ以外 (気になること) | 所感 |
MAX | 偉人 | ・唯一無二 | ・生きザマ/思想 | ・そのジャンルを極めたあと、さらにそのジャンルを新しく進化させる人。 |
LV80 | カリスマ | ・スタイルの確立 | ・生活スタイル | ・自分だけのスタイルを確立した人。 ・ブランドのデザイナーやジャンルの代表的な人物。 |
LV50 | 上級者 | ・雰囲気 ・全体の統一感 ・自分のスタイル ・誰よりも似合ってるか | 衣・食・住 部屋や食事もオシャレに | ・プロ級。 ・あとは好みで、自分自身がどう感じるかが大事に。 ・服だけでは差が付きにくくなるので、食や住にもシフトします。自分らしさってなんだろう?とか内面的にも考えます。 |
LV30 | 中級者 | ・コーディネート ・配色 ・服の雰囲気 ・シルエット ・素材 ・似合う? | オシャレな場所が好き | ・だんだんと視野が広がり、全体感で見れるようになってきます。 ・コーディネートが手に取るようにわかるとめちゃくちゃ面白くなってきます。 ・回りから見ても、「オシャレな人」と認識されるように。 |
LV10 | 初心者 | ・ブランド ・服のディテール ・アイテムの種類 ・サイズ感 ・色 | 服以外に手が回らない | ・最初はまだ知識も少ないですし、わかりやすいことから気になります。 ・この段階はモチベーションが高いうちに乗り越えたいですね。 |
LV1 | 普通の方 | あんまり服に興味がない おかしくなければOK。 | 自分の趣味 | ・興味がないうちは「これおかしくないかな?」くらいが気になることだと思います。 |
ここでの上級者はだいたいプロレベルです。
系統(型)を学ぶ難易度は?
努力で中級者までは進めます。
最初は違いがわからないですが、経験値が貯まってくると誰でも違いが分かるようになります。
「センスに自信がない」という人でも大丈夫です。違いが分かる人って経験値が多いんです。
経験があると以前の経験と比べて判断ができます。初心者だと経験がなく比べようがないんですよね。
最初は比較する経験のサンプル数が少ないので大変ですが、量をこなすと自然と身につきます。
経験値の大事さ(体験談)
デザイナーになりたての時、生地の違いが正直わかりませんでした。
ベテランデザイナーは似たような生地を前に「こっちはハリがない」とか「今回の生地コレクションイイね」などと言ってるのを疑って見ていました。
私は心の中で「ほとんど一緒じゃね?」と。
今ではハッキリ違いがわかります。あの時は単純に生地を触っている量が少なかったんです。あれから何万と生地を触ったので感覚の“物差し”が凄く細かくなりました。
これは生地だけでなく、色やデザイン、服の雰囲気など見る量が増えると誰でも必ず分かる時がきます。最初は大変ですが分かってくると、ブランドや他人のアドバイスなしでも物の良し悪しが分かるようになります。
ここまでくるとファッションが本当に面白くなりますよ。
メンズファッション系統診断【Q&A】
- Q自分に似合う服だと地味になりそうなんですが…
- A
自分をわかった上でコントロールもできます。
各系統でどれか似合うジャンルはあると思います。
各々の系統をある程度マスター(脱初心者)すれば、誰でもわかるくらいにオシャレになれます。
系統選びよりも難しいのは中級者レベルになるまで続かないことです。
継続してやっていれば上達はしますので諦めずに続けてみてください。
似合う系統となりたい系統が違った場合は、似合う系統を踏まえて、なりたい系統に寄せていきます。
憧れがあるからと真逆の系統に進むのはオススメしません。
最終的には自分が一番似合う系統が好きになると思います。
自分を良く見せてくれる服が見つかれば好きになりませんか?
- Q系統ごとのオススメのブランドはありますか?
- A
雑誌に掲載されているブランドが参考になると思います。
ブランドまで言及すると長くなり過ぎるので今回はやめます。好みも人それぞれですので。
一つのブランドでも系統が混ざっていることもあります。
雑誌は、雑誌のテイストにあったアイテムで編集しているので間違いは少ないです。
メンズファッション系統診断【まとめ】
自分に合うジャンルは見つかりましたか?
自己診断➡︎ジャンル診断➡︎学び方 と書きました。
まだファッションに入っていないタイミングでこれが頭に入っていたら進みやすいと思います。
普通は色んなジャンルをつまみ食いして大分経ってから、似合うかどうか気にし始めますからね。
今の時点でジャンルを決められたら、近道なのでぜひ始めてみて下さい。
長々とお付き合いしていただきありがとうございました。
わからないこと、質問はコメントまでお待ちしています。
こんな系統も足してほしいなどあったらどうぞ。
他の記事も気になるのありましたら是非見てみてください。
MARU
このブログではファッションが始めやすいように効率の良いクローゼット作りを考えています。
使っているアイテムはここで紹介した系統の大部分で共通して使えるアイテムです。
下の赤で囲っている範囲でいずれも使うアイテムです。トレンド系だけは対応できません。
最初はもう少し様子見しよう、という方も無駄にはならないのでこのあたりからのぞいてみて下さい。

【関連ページ】
定番アイテムで組んだ効率の良いクローゼットはこちら
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コメント
スプレットシートに入力をしようとしたのですが、出来ませんでした。入力しようとすると他の人のコメント?が表示されますが、シート自体には入力値が反映されません
申し訳ありません。このファイルのこの挙動が出ているのは初めて知りました。先程他の方のコメントを削除してみましたがいかがでしょうか?
今のところスプレッドシートを載せる以外の方法が無いのでご迷惑おかけします。こちらでもテストして改善策ないか探って見ます。コメントありがとうございます。
入力云々で質問したカンパチ岡太郎です。入力できるようになりましたがあくまでコメントとして出力されるためエクセルとしての計算はされていないようです。
そういうことですね。こちらのスプレッドシートはこのサイト上では動きませんので、こちらをコピーしてご自身のアカウントのスプレッドシートにペーストしてお使い下さい。
システム上ややこしい運用で申し訳ありません。
メンズのファッション関連の記事が少ない中、このような記事を書いてくださりありがとうございます。大変参考になりました!
何かヒントになったのならうれしいです。似合うにあわないは見る人でも変わりますので、大まかにでも傾向をつかむガイドにはなると思います。