大人のカジュアルに最適な、グレー無地Tシャツの着こなし方を詳しく解説します。
グレー無地Tは白無地の次にTシャツの定番カラーです。
うまく取り入れるとオシャレ度は一気に上がる一方、地味にもなりがちなアイテム。
「アイテムの選び方」、「色合わせ」、ちょっとした「着こなしテク」までマスターできるので良かったらぜひ見てみてください。
いつものTシャツスタイルでも「いいね」と言われることが増えますよ。
- グレーTシャツの一通りの着方をマスターできる。
- 基本的な色合わせがわかる。
- 仕上げの着方のテクニックがわかる。
プロ目線のTシャツの選び方はこちらから
➡︎ “Tシャツ” の選び方【プロ目線】厳選3選。で決めたオススメTシャツ
グレーTシャツ|【レジェンド】から学ぶメンズ夏コーデ
Tシャツコーディネートの前に、ルーツをおさらい。よく見る定番色にはルーツがあります。
トレンド情報だけでは無く、そのアイテムのルーツも知っておくと引き出しが増えます。
今ではどんな服装にも欠かせないアイテムですが、最初は型破りなファッションとして登場。
その時に真っ先に思い浮かぶのがジェームス・ディーンではないでしょうか?
実はジェームス・ディーンより先にTシャツのファッションを広めた俳優がいました。
名前はマーロン・ブランド。粗野な役柄でのTシャツファッションは衝撃だったようです。
1.MARLON BRANDO マーロン・ブランド
1947.「欲望という名の電車」
白Tシャツの元祖とも紹介されたりしますが、映画ではどう見てもグレーなんですよね。
モノクロ映画なので断定はできないですが、どう見ても白では無さそうです。
劇中では、リーゼントにワークシューズやウールパンツ、腕には金無垢の角型ウォッチ。
時代的にジェームス・ディーンの時よりもドレス感がまだ残っています。
現在とは時代感は違いますが、これはこれでカッコいいですよね。
グレーTシャツ|夏メンズコーデ7通り
シンプルも徹底すれば洗練されたスタイルになります。
レジェンドのスタイルは頭に入れつつ、グレーTシャツを使ったコーディネートを考えていきます。
【基本はアイテムも色使いもシンプルに】
シンプルなスタンダードアイテムを中心に組んでいきます。
大人のファッションはシンプルに徹して服が悪目立ちしないように気をつけたいところです。
シンプルなので小物やちょっとした着方で差がつきます。着方を変えるのは最初は気恥ずかしいですが、ちょっとしたことで小慣れ感が出るので挑戦してみてください。
【使うアイテム】 はこちらから。
➡︎【オススメアイテム】ファッションの8割はクローゼットで決まる。
【色合わせ】 こちらが基本の色の考え方。 といってもアイテム数が少ないので簡単です。
➡︎メンズ服の色合わせは3色でOK。【デザイナーの結論!】
1.グレーTシャツ×【モノトーン】コーデ
「色合わせ」
白からグレーまで幅広く使ったグラデーション。
グラデーションは簡単にキレイに見えます。
マーロンブランドを意識したコーディネート。
同じように色はモノトーンでまとめた、ウールパンツ合わせです。
少しシンプルなので、袖まくりやタックインで着方に変化をつけました。
物足りない時はメガネなどの小物も足してみてください。
もちろん映画をそのままマネして、黒のワークシューズでもカッコいいですね。
今回は白スニーカーでグラデーション合わせ。
- 袖まくり
- タックイン
2.グレーTシャツ【重ね着】 × 【ブルーデニム】コーデ
「色合わせ」
モノトーン+ネイビーの2色使い。
白Tシャツを効かせています。
グレーTシャツで大人のサンダルコーデ
Tシャツ+デニム+サンダルと良くある組み合わせですが、少しづつ調整して大人のコーデに。
アイテムはシンプルに徹する。色使いも少なく基本グレー×ネイビーブルーの2色。
小物は黒のレザーでドレス寄りに。
デニムはリジッド(色落ちしていないか、ワンウォッシュくらい)が良いですね。
少しさみしいのでTシャツを重ねて、白を効かせました。
- 袖まくり
- タックイン
3.グレーTシャツ×【ネイビーハーフパンツ】コーデ
「色合わせ」
ネイビーベースに+グレーの2色使い。
小物はネイビーで統一。
脱学生ファッションハーフパンツスタイル
ハーフパンツコーデは夏には欠かせないですが、気をつけないとありがちなスタイルに。
イメージはハリウッドセレブ的にシンプルカジュアルを意識します。
ハーフパンツは軍物代表のハーフパンツ“BDU”で、ベルトや足元もネイビーに統一。
靴はエスパドリーユといってフランスやスペインで履かれるサンダル的な物です。
ビーサン等をこれに変えるだけでカジュアル過ぎない印象になるのでオススメです。
公園や海へのお出かけにどうでしょうか?
- フロントタックイン
4.グレーTシャツ×【オリーブカーゴ】コーデ
「色合わせ」
ブラウン系×グレー系の2色使い。
小物はレザーのブラウンで色合わせ。
小物使いがポイントのイタリア風カジュアル
メインはTシャツ×オリーブカーゴパンツで定番の合わせです。
そこにドレス寄りの小物(レザーメッシュベルト&スエードローファー)でイタリア風に。
イタリアのアパレル展示会などに行くと大人の男性がサラッとこんな格好をされていて格好いいですよ。
気負った感じも無くサラッとが大事です。べっ甲調のメガネなんかもあればオシャレ度が上がります。
オシャレなカフェでこんな大人カジュアルな人、カッコいいと思います。
- フロントタックイン
5.グレーTシャツ×【ネイビーブレザー】コーデ
「色合わせ」
グレー/ネイビー/ブラウンの3原色使い。
全て基本色なので3色でもうるさくなりません。
ドレスダウンのネイビーブレザー。
カーゴパンツコーデに上着を足した、大人のドレスダウンスタイル。
*ドレスアイテムをカジュアルに合わせることをドレスダウンと呼びます。
ネイビーブレザーは一着あるとドレスにもカジュアルにも対応できる万能選手。
ジャケットを着るとキチンとした印象になるので、足元も崩しすぎないスエードローファーを合わせました。
ドレスとカジュアルのミックスはアメリカントラッド的。
- タックイン
6.グレーTシャツ×【ベージュコットンセットアップ】コーデ
「色合わせ」
モノトーン×ベージュ。
小物はブラウン系でも良いですがここでは白黒。
Tシャツを使ったセットアップコーデ。
セットアップは対応幅が広く、コーディネートも簡単です。パンツだけでも使えますしね。
Tシャツのカジュアル感に合わせて、足元は白スニーカーです。
レストランランチなどジャケットがあったほうが良いかもって時にどうぞ。
- タックイン
7.グレーTシャツ×【カーゴパンツ+デニムシャツ】コーデ
「色合わせ」
色数が多い時はトーンを合わせる。
ここではブルー、ライトグレー、カーキの中間トーンに統一。
デニムシャツとコンバースのアメカジコーデ。
Tシャツ×カーゴにデニムシャツ、さらにコンバースと典型的なアメカジコーデ。
アイテムがカジュアル一色でもキッチリ着れば学生感は抜けて大人な雰囲気に。
- シャツは【袖まくり】
- Tシャツは【フロントタックイン】
- コンバースはキツ目に締めます。
- 髪型も整えれば完璧です。
グレーTシャツ色合わせ
色合わせは下記の考えをもとに組んでいます。
➡メンズファッション色の組み合わせ【基本3色】デザイナーのルール
簡単に言うとベーシックカラーの3色だけで服を揃えると、合わせやすく3色以上使うことは無いで失敗することが減ります。
下記はその3色、グレー、ネイビー、ブラウンの色の組合わせかた。
コーディネートはこれらの組み合わせだけで充分なほど組めるので、グレー、ネイビー、ブラウンだけ覚えてみてください。
グレーTシャツ夏コーデ|【着こなしテクニック 】
ここまでのコーディネートでほぼ完成ですが、プラスで差がつく着方についても触れておきます。
Tシャツって誰もが着るアイテムですが、ちょっとした小技も覚えておくとただ着ただけから脱却できます。「なにか物足りないな」、という時に少し足してやれば小慣れた感じが出ますよ。
Tシャツの選び方はこちらをどうぞ
➡︎メンズ “Tシャツ” の選び方【プロ目線】厳選3選。
【着こなしテク】1.フロントタックイン
Tシャツは裾出しが普通だと思いますが、ベルトが見えずウエスト位置が下がり胴は長くみえます。
そこで裾をベルトにかけて、ウエスト位置が見えるようにします。ウエストにあえて視線のポイントを持ってくることで、脚長効果をねらいます。
今回は裾の前側だけ入れます。一度前側だけを入れて少し引き出しフワッとさせます。
全部入れるのは抵抗があるという方は一度お試しください。
ギュッと入れると不自然なのであくまでさりげなく
【着こなしテク】2.タックイン
全て入れるタックインは、世代によってはダサいと思われる方もいるかも知れません。
現在はハイウエストにタックインがトレンドですが、大人の着こなしでは、あくまでさりげなくを心がけます。冒頭のマーロンブランドをイメージしてみましょう。
ギュッと入れずに、入れた後少し引き出してふんわりさせます。
Tシャツでもキチンと感を出す時に有効です。合わせて袖まくりしても雰囲気がでます。
【着こなしテク】3.重ね着/レイヤード
Tシャツ一枚だと物足りない時や、少しだけ色を効かせる時に重ね着が有効です。
単純に色違いのTシャツを重ね着するだけですが、着た後に少し出るように調整して下さい。
【着こなしテク】4.Tシャツ袖まくり
夏に「暑いなー」くらいの感じで自然に袖をまくります。
キッチリまくるというよりは無造作に。なんか決まらないという方は下記を参考に。
①外だけはねあげる。 ②そこからくるりと巻く。
袖まくりは映画でもよく見るテクニックですね。
【着こなしテク】5.ジャケットイン
ジャケットを使った着こなしができるとコーディネートの幅が広がります。
ジャケットには衿つきのインナーがベターですが、カジュアル化が進みTシャツを着ることも増えました。
ジャケットで裾出しは、カジュアルすぎるのでタックインします。ウエストも見えバランスが良くなります。
グレーTシャツ|夏メンズコーデ【Q&A】
- Q服の色合わせは何色まで?
- A
良く言われているのは3色です。ここで紹介しているのも基本の3色。
要は色をスッキリ見せたいから、色数は少なくしようと言うことです。
3色でも原色が3色だとゴチャゴチャします。
- Q一番合わせやすい色は何ですか?
- A
1番は「白」。その次に洋服に多いベーシックカラーのグレー、ネイビー、ブラウン系です。
- Qグレーと相性の良い色は何ですか?
- A
同系色のグラデーションということで「白」と「黒」。
それ以外だとブルー(ネイビー)系とブラウン系です。
グレーTシャツ|夏メンズコーデ6選【まとめ】
以上6通りのコーディネートとTシャツの着方でした。
いつものTシャツもカジュアルだけでは無く、ドレスよりの着方ができるとマンネリ化しません。
着たことがない組み合わせは最初は抵抗があると思いますがすぐ慣れます。
ひとつづつコーデの引き出しを増やしていくと、合わせが楽しくなります。
さらに、着方のテクニックのバリエーションもあれば完璧です。
オシャレな人って手札が多いんですよね。
これから一生着ることになる「Tシャツ」なので、今のうちにマスターしてしまいましょう。
まわりからの評判が変わるはずなので、ぜひ挑戦してみて下さい。
プロ目線でTシャツを選んでみました。参考にどうぞ
➡︎メンズ “Tシャツ” の選び方【プロ目線】厳選3選。で決めたTシャツ
「欠点の無い定番Tシャツ」
「コスパで選ぶならこれ」
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