簡単ですが、落とし穴が多いのが靴下えらび。
ハズレを選ぶと、一発でコーディネートを台無しにします。
ネット上には変わったデザインが多いので注意したいですね。
基本はコーディネートに合うかで判断します。
結論は至ってシンプルで【3色】揃えればOK。2色で事足りる人もいます。
ここではコーディネートに合いやすい靴下を丁寧に解説します。
理由がわかれば、どれを選べば良いか簡単に見分けがつくようになりますよ。
・大人のカジュアルソックス選びの最終回答。
・作り手も一目置く国内/海外の主要ソックスブランドがわかります。
・ソックスにも世界最高峰があります。
このキレイなグレーやベージュってなかなか見つかりません。
これでOK!カジュアルソックス3色
結論はグレー/ベージュ/ブルーがあればOK!
コーディネートで違和感がないようにするのがコツ。
仕事でコーディネートを年間250ルックスほど組みますが、この3色があれば対応できます。
コーディネートでの名脇役です。
それでは、「色」「柄」「丈」と分けて理由をお伝えします。
カジュアルソックス選び方の注意点
カジュアルソックスの【色】について
靴下はあくまでコーディネートの一部なので全体の色合わせから“色”を決めます。
ベースになっている色合わせの基本はこちら➡︎メンズファッション基本の色合わせは3色でOK。
メンズ服の基本色はほぼ、グレー、ネイビー、ブラウンの三色に集約されます。⬇︎
おなじみの定番アイテムを仕分けると3色に収まります。
それに合わせるソックスは3色でバッチリ合うのが分かります。
カジュアルでは明るい色が多いので靴下もトーンの明るい「ライトグレー」や「ライトベージュ」を。
「靴下をアクセントにするオシャレ」➡︎上級者向け
上級者で上手く合わせている方は、色合わせの基本ができているからキマります。
例えばスーツ姿の英国紳士が、赤い靴下でカッコイイのはその他の合わせが完璧だからです。
全体の色合わせをキッチリ合わせて、目立つ色を使うと失敗が少なくなります。
カジュアルソックスの【柄/編み】について
コーディネートはシンプル!が基本。
ですので無地リブ(ウネのある)かシンプルなボーダー(カジュアルの代表的な柄)を選びます。
こんな無地やボーダーはやめておいた方が無難です。↓
【細ウネ無地】
×制服に見えます。
【派手な靴下】×悪目立ちします。
4×2リブ等の表記はウネの太さを表します
4×2リブは表に4目の編み列、裏に2目です。
【靴下に過剰なデザインが多い理由】
靴下を売ろうと思うと、普通の靴下だと差が付かないので色/柄やブランドのワンポイントを入れたり、品質とは関係の無い所でアピールしている物が多いです。
コーディネートを考えるとシンプルがベストです。
カジュアルソックスの【長さ/丈】について
素肌は見えないほうが上品なので「レギュラー」以上の長さで選びます。
夏で素足で軽快に見せる時には、靴下がのぞかない「フットカバー」を選びます。
素足を「出す」か「出さない」の二択。中途半端な丈は避けます。
- フットカバー|完全に見えないものを選びます。
- ×スニーカー丈|中途半端に見えるのでやめましょう。
- ×ショート丈|すね毛が出るのでやめましょう。
- レギュラー|これで充分。
- ロングホーズ|スネが見えることがありません。上級者向け
【結論】カジュアルソックスの【色】【柄】【編み】【丈】これだけでOK
手持ちの服に多い色系統だけあれば充分です。私はグレーとベージュが多いです。
リブ無地 | グレー無地 | ベージュ無地 | ネイビー系 |
ボーダー | グレーボーダー | ブラウンボーダー | – |
があれば万全です。実際の商品を当てはめるとこうなります。
グレー/ネイビー/ブラウンでそれぞれ1色づつあればOKです。
今回、全てハリソンですが、質でいうとどれも文句なしで、最後は色で決めました。
靴下は使い勝手の良い色柄を探すのが大変で一番苦労します。
【結論】カジュアルソックス おまけ
世界最高峰が3000円くらいで経験できるので興味ある方は是非試してみて欲しいです。
質の一番上を経験できると、全体が見えクオリティーを判断できるようになります。
こだわりの老舗ソックス専業ブランド7選一欄
該当する靴下を実際に選びます。こだわりのソックス専業メーカーばかり集めました。
プロなら押さえているブランドばかりです。
ロゴ | |||||||||
ブランド | ★オススメHARUSAKU | ハリソン | ★オススメハリソン | ナッソー | ナッソー | ★オススメパンセレラ | アルト | ソッツィ | ファルケ |
画像 | |||||||||
商品名 | 日本製 定番 リブソックス | オーガニックコットン 4×2リブ ソックス | オーガニックコットン ピンボーダー柄ソックス | ペーパー バーズアイ ソックス | マイクロボーダー ソックス | コットン 5×3リブソックス 5614 | リブ編みソックス「N.211 SHORT」 | マイクロボーダーソックス | RUN 16605 |
参考価格 | ¥1,000 | ¥1,100 | ¥1,100 | ¥1,760 | ¥1,980 | ¥3,190 | ¥2,750 | ¥4,400 | ¥2,000 |
混率 | 表糸:綿100 (裏糸:消臭糸 ポリエステル/ポリウレタン | オーガニックコットン86/ナイロン/ポリウレタン | オーガニックコットン82/ナイロン/ポリウレタン | ポリエステル/分類外繊維(和紙)/ナイロン | 綿/ナイロン/レーヨン | 綿70(エジプシャンコットン)/ナイロン30 | 綿80(エジプシャンコットン)/ナイロン20 | 綿90/ナイロン8/ポリウレタン2 | 綿70/ナイロン30 |
サイズ | 4種類(23-31cm対応) | 25-27cm | 25-27cm | 25-27cm | 25-27cm | S(25-27cm) | 25-28cm | F | 39-41(24.5~25.5)/ 42-43(26.5~27.0) /44-45(27.5~28.0) |
生産国 | 日本製 | 日本製 | 日本製 | 日本製 | 日本製 | 英国製 | イタリア製 | イタリア製 | ドイツ |
リンク | Amazon | カスタムボタン | 楽天 | 楽天 | 楽天 | 楽天 | Amazon | 詳細へ | 楽天 |
こだわりの老舗ソックス専業ブランド8選 詳細
低価格から最高級ラインまで品質にこだわったベーシックな品揃えのメーカー8選。
HARUSAKU(ハルサク)|日本製
日本の靴下の生産地である奈良のファクトリーブランド。
ヴィンテージ編み機を使ったMADE IN JAPAN の靴下です。
*低価格の中国ラインHARUSAKU CCもあります。
オーソドックスな靴下を揃えたメーカーです。
HARUSAKU|日本製 定番 リブソックス
基本色がキレイな定番ソックス。
無地の色味がキレイで上品さがあります。グレー、ベージュなどの基本色がキレイなのは貴重です。
オススメはライトグレーとカシミヤ杢。特にカシミヤ杢のライトベージュは探しても見かけないです。
サイズが揃っているのもポイントが高いです。
混率 | サイズ | 生産国 |
表糸:綿100 (裏糸:消臭糸 ポリエステル/ポリウレタン) | 23-25cm 25-27cm 27-29cm 29-31cm | 日本製 |
HALISON(ハリソン)|日本製
1966年創業のハリソンは日本のブランド。
知る人ぞ知る老舗靴下メーカーです。
ロングホーズの品揃えも多く、アウトドア用途も豊富です。
HALISON 公式ホームページ
HALISON|オーガニックコットン 4×2リブ ソックス
霜降り無地のリブソックス。
霜降り調の無地で上品さがあります。
DWの少し温かみのあるグレーならこれ1色でもほとんどのコーディネートをカバーできます。
【オーガニックコットン】
過去3年間農薬や化学肥料を使わない農地で育てられた綿です。
綿の品質は通常の綿と変わらないですが、環境保護につながります。
★グレー系|DW(ライトグレー)or ED(グレー)
★ブラウン系として|DW(ライトグレー)
混率 | サイズ | 生産国 |
オーガニックコットン86/ナイロン/ポリウレタン | 25-27cm | 日本製 |
★オススメHALISON|オーガニックコットン ピンボーダーソックス 620600
上品なピンボーダー柄ソックス。カジュアルスタイルに万能です。
無地にも見えるくらいのボーダー柄はどんな時でも合わせられます。
【オーガニックコットン】
過去3年間農薬や化学肥料を使わない農地で育てられた綿です。
綿の品質は通常の綿と変わらないですが、環境保護につながります。
★グレー系|EA(グレー)
★ブラウン系|FH(ベージュ)が使い勝手がいいです。
混率 | サイズ | 生産国 |
オーガニックコットン82/ナイロン/ポリウレタン | 25-27cm | 日本製 |
NASSOW(ナッソー)|日本製
インポート製品と見紛うセンスの日本ブランド
日本製の靴下は品質は間違いないのですが、ファッションの部分では海外メーカーに引けを取ります。
コーディネートを考えると色/柄で使える範囲が狭いです。専業メーカーなのでしょうがないですが。
その点ナッソーはインポートブランド同様、色、柄の作り方が非常にうまいです。
ベーシックカラーでも編みの組み合わせ方や、色の使い方でオシャレに仕上がっています。
一発ではこうはならないので、試作を重ねていることが想像がつきます。
NASSOW |ナッソー ペーパー バーズアイ ソックス
和紙と言っても、紙をそのまま使っているわけでは無いので溶けたりしないですよ。
レーヨンのような再生繊維でカリカリとしたドライタッチが特長です。
バーズアイ組織で色使いが上手いので上品なライトグレーが出ていますね。
カジュアルなコーディネートに使い勝手の良いトーンです。
NASSOW ナッソー ペーパー バーズアイ ソックス
*画像クリックすると楽天ページ
NASSOW ナッソー ペーパー バーズアイ ソックス
*画像クリックすると楽天ページ
混率 | サイズ | 生産国 |
ポリエステル/分類外繊維(和紙)/ナイロン | 25-27cm | 日本製 |
NASSOW |マイクロボーダー ソックス
こちらは絵に描いているような、マイクロボーダーです。遠目で見ると無地に見えるくらいの幅の品のあるボーダーです。
こういった普通の柄ってあんまりないんです。
NASSOW ナッソー マイクロボーダー ソックス
*画像クリックすると楽天商品ページ
NASSOW ナッソー マイクロボーダー ソックス
*画像クリックすると楽天商品ページ
混率 | サイズ | 生産国 |
綿/ナイロン/レーヨン | 25-27cm | 日本製 |
★オススメPANTHERELLA(パンセレラ)英国|コットン 5×3リブ 5614
英国紳士の靴下。世界最高峰のメーカーです。
メンズの基本の色柄から、英国らしいクレイジーな色柄まで幅が広いです。
原料が良いとケバが無く、地艶が出てどんな色も良く見えます。
私は海外でスカイブルーを買って、その日にワインをこぼして赤く染めたのは良い思い出です。
・1937年、イギリス中部レスターに創業した高級ソックスメーカー。
・超長綿のエジプシャンコットン+マーセライズ加工(ケバを抑える加工)で艶々です。
*画像クリックすると楽天商品ページ
MID GREY MIX ニュートラルでキレイな色。
混率 | サイズ | 生産国 |
綿80(エジプシャンコットン)/ナイロン20 | S(25-27cm) | イタリア製 |
ALTO(アルト)イタリア|N211.LONG
ファッションの観点から作る靴下。
1923年創業。北イタリアに拠点を置くハンドメイドソックスメーカー。
イタリアはやっぱり色使いがうまいです。
靴下専業メーカーでもイタリアンスタイルを作る前提で作られているので、
同じように見えるベーシックカラーでもコーディネートに取り入れやすい色に調整されます。
私も物作りでイタリアの生地工場に入ったりしますが、デザイナーの多さからデザイン重視の姿勢が違います。
それはその前段階の糸メーカーもそうで、その共通した姿勢から製品のファッション性の違いが出ています。
・イタリア老舗糸メーカー・フィルマー社の糸使用
・糸名:FILOSCOZIA(フィロスコッツィア)=超長綿のエジプトコットンにシルケット加工*
*長い繊維を使った糸はケバが少なく丈夫です。さらにシルケット加工(ケバを抑える)で艶々です。
混率 | サイズ | 生産国 |
綿80(エジプシャンコットン)/ナイロン20 | 25-28cm | イタリア製 |
SOZZI(ソッツィ)|イタリア
イタリアの靴下といえばソッツィ。
SOZZI公式サイト
靴下で知っておくべきブランド。
1912年創業の老舗ドレスソックスブランド。
靴下の世界的な最高級二大ブランドといえば(英)パンセレラと(伊)ソッツィです。
原料はコットン/カシミヤ/ウールとメンズの定番が揃えてあり、靴下でも高級感を感じさせてくれます。
混率 | サイズ | 生産国 |
綿90/ナイロン8/ポリウレタン2 | F | イタリア製 |
FALKE(ファルケ)ドイツ| RUN 16605
人間工学に基づく左右のあるスポーツソックス。
1895年、ドイツ創業。サイズ展開や左右のある靴下はここだけです。
とにかく歩きやすさを重視するのはビルケンシュトックに通じるところがありますね。
LAICA/adidas/LIMOWA/Montblanc/PORCHE/Mercedesと機能性とデザインのバランスはドイツ製品の共通する思想を感じます。
混率 | サイズ | 生産国 |
綿80/ナイロン20 | 39-41(24.5~25.5)/ 42-43(26.5~27.0) /44-45(27.5~28.0) | ドイツ/スロバキア |
WILLIAM ABRAHAM(ウィリアム・エイブラハム)|ニューヨーク
日本には入ってきていないのですが、気になるブランドがこちら。
メンズの靴下ブランドで正当なラインナップ。
色使いや、雰囲気がよく靴下でよくこんなにカッコよくできたなと感心します。
まだ知名度がないですが今後出てくるかもしれません。
カジュアルソックスの選び方まとめ
最後までありがとうございました。
靴下は簡単なのですが、選択肢が多すぎて難易度が上がっています。
一つづつ必要な要素に絞っていくと、自ずと選ぶ物は決まります。
今回紹介した靴下を揃えたら、「もうこれだけで良いや」となりますのでぜひ、試してみてください。
グレー/ネイビー/ブラウンでそれぞれ1色づつあればOKです。
靴下以外のワードローブアイテムはこちら。これだけ持っておけばというので揃えています。
定番アイテムで組んだ効率の良いクローゼットはこちら
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分からないこと、質問等あったらコメント欄からどうぞ!
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